今回は「タクシーの車種と車両区分を解説、快適タクシーはなぜ料金が同じ?」を書こうと思います。
とりま、街中で、セダン型タクシーをスルーしてアルファードやベルファイアに乗る人を見かけることが増えました。(苦笑)
「同じ料金なら快適な方を選ぶ」のは当然の心理ですよね(笑)。😊
でも、そもそもタクシーには車種区分と車両区分という仕組みがあり、それによって運賃や乗車定員が決まっています。
今回は、この2つの区分をまとめてみようと思います。
タクシー運賃は、小型・中型・大型・特定大型=ジャンボタクシーといった車種区分ごとに設定されています。
この区分は、道路運送法に基づき、国土交通大臣が認可する運賃ブロック=市町村ごとに決まっています。
地域によっては、普通車が小型・中型に細分化されたり、大型と特定大型の区別がない場合もあります。
車種が大きいほど運賃も高くなるのが基本ですが、実際の運用では同じ料金で運行されることも少なくない様です。
【車種区分ごとの概要】
小型タクシー
- 定員:5名(運転手含む)
- 車種:普通車で全長4.6m以下、5ナンバー車
- 例→:JapanTaxi
- 中型タクシー
- 定員:6名(車種的には小型車)
- 車種:5ナンバー車、全長4.6m以上
- 例→トヨタ・コンフォート
- 大型タクシー
- 定員:6〜8名
- 車種:排気量2.5リットル超、または車体が大きいもの
- 例→アルファード・ベルファイア
- 特定大型(ジャンボ)タクシー
- より大きな車両で、複数人グループ向け
【道路運送車両法の分類との違い】
道路運送車両法では、自動車は以下の通り分類されます:
- 普通自動車
- 小型自動車
- 軽自動車
- 大型特殊自動車
- 小型特殊自動車
- 第1種原動機付自転車
- 第2種原動機付自転車
乗用車に該当するのは主に普通自動車・小型自動車・軽自動車で、排気量の目安は以下の通りりです。
- 普通自動車:2,001cc以上
- 小型自動車:660cc超〜2,000cc以下→JapanTaxi・コンフォート
- 軽自動車:660cc以下
タクシーの小型・中型・大型の区分は、この法律上の区分とほぼ対応していますが、定員や車体サイズに応じてタクシー会社が運賃体系に組み込んで運用している点がポイントです。
【道路運送車両法の分類との違い】
- 乗車定員:6名(タクシー仕様)
- 車種区分:大型タクシー
- 料金(法律上の大型タクシー基準):
- 初乗り:1.091kmまで530円
- 加算:226mごとに100円
しかし、ほとんどの会社は一般タクシーと同じ料金で運行しています。
だから、乗客は追加料金なしで快適な大型車に乗れるわけで、そりゃ皆快適なアルファードやベルファイアを選ぶわけですね(笑)。👌
【纏めると・・・・タクシー選びのポイント】
タクシーの運賃は車種区分で決まる(小型・中型・大型・特定大型)
- 車両の大きさや定員に応じて分類され、道路運送法の区分とほぼ対応
- 小型タクシーは定員5名、中型は6名、大型は6〜8名、特大はさらに大きい
- 料金は地域・会社によって変わるが、現実には大型車でも一般タクシー料金で乗れることが多い
- つまり、快適な車両を追加料金なしで選べる場合があり、利用者には嬉しい状況
って事になります。👌(*^-^*)