今回は「名目は梅田交通、見た目は日交?」 関西タクシー業界の『ほゞほゞ』事情(苦笑)を書こうとおもいます。
とりま,通常パトロール中に「「桜にN」マークの業務提携・関西第8弾 梅田交通第三と梅田興業が日本交通グループ関西に加盟」と言う記事を見つけました。
で、自分は関西のタクシー業界の事は分かりませんが、「梅田交通グループ」の事は聞いた事は有ります。関西のタクシー業界は、ただの営業競争だけでなく、ブランド戦略も静かな戦場なようです。32社を抱える梅田交通グループも例外ではない様で、最近は「誰と組むか?」でグルいる様です。
【関西のタクシー業界で広がる日交との業務提携】
梅田交通グループは関西エリアで32社を擁する巨大ネットワークですが、その中で日本交通グループとの業務提携はが着実に増えています。
【すでに提携済みの会社】これまでに提携していたのは、梅田交通グループとしては毎日タクシー株式会社、毎日交通株式会社、三和交通株式会社、泉州梅田交通までが2025年7月迄で計4社、今回、新たに梅田交通第三株式会社と梅田興業株式会社も提携したことで、関西エリアでは32社中6社が日交の傘下(?)に入った形です。
※傘下といっても、名目上は梅田交通グループのまま。とはいえ、行灯を見る限り「見かけはもう日交」といった印象です。(苦笑)
【提携の内容と影響】
業務提携の中身は、配車システムやアプリ連携、行灯のブランド変更などの様で、特に行灯が日本交通仕様に変わると、乗客から見た認知は完全に日交です。
名目上は梅田交通グループでも、乗客の目には「日交のタクシー」として映るわけです。独自ブランドの誇りはどこへ・・・・という感じですが、効率的な配車やネットワーク拡大には確かに役立ちます。
【今後の注目ポイント】
残る26社は従来通り梅田交通グループとして独自運行しますが、しかし、業務提携が増えれば増えるほど、グループ全体の統一感や競争力に微妙な影響が出てくるのは間違いありません。(苦笑)
タクシー業界のブランド戦略は、乗客の利便性と企業の思惑が絡む「静かなる戦場」の様です。今後の動向から目が離せません。
【纏めると】
- 関西梅田交通グループ32社中、6社が日交と業務提携
- 行灯変更や配車連携で、乗客から見た「日交感」が強まる
- 残る26社は独自運行を継続
- 今後の提携拡大が、グループ全体の統一感や競争力に影響