平均営収61,000円のカラクリ?東京タクシー乗務員のリアルな稼ぎ

乗務員の給料

今回は平均営収61,000円のカラクリ?東京タクシー乗務員のリアルな稼ぎ」を書こうと思います。

とりま、2025年6月の東京特別区・武三地区の営収は込み61,929円、抜き≓55,000円だったそうです。

で、ニュースや統計でよく目にする「タクシーの込平均営収61,000円、抜き55,000円」という数字ですが、でも現場の乗務員に聞くと、「そんなに稼げる日は滅多にない」と口を揃える方が多い様です。平均値というのは、上手く稼げる人に引っ張られた「お祭りの数字」で、実際に多くの乗務員が手にする日々の営収は、もっと控えめです。

【平均値と現実のギャップ】

東京タクシーの平均営収は抜き55,000円ですが、これは一部の稼ぐドライバーに引っ張られた数字になります。統計学的に右裾広がりの分布を持つことや、業界資料・現場の実感を踏まえると、中央値は50,000〜52,000円程度と推定できます。つまり、多くの普通のドライバーは平均より少ない営収で日々を過ごしているのです。

【中央値で見る“普通の稼ぎ”】

ここで重要なのが 中央値 です。中央値とは、ドライバーの営収を順に並べたとき、真ん中に位置する値のことです。東京では、平均55,000円に対して中央値は前記した様に 50,000〜52,000円程度 と推定されます。
この中央値が示すのは、実際に「普通のドライバー」が毎日手にする営収の現実です。

【上位層と下位層の差】

上位20%のドライバー → 65,000円以上稼ぐことも

  • 中位層(中央値付近) → 50,000〜52,000円程度
  • 下位20% → 40,000〜45,000円程度

このように、平均値だけを見て「みんなこれくらい稼いでいる」と考えるのは危険です。多くの乗務員は、平均より1割以上少ない営収で日々の仕事をこなしているのが現状の様です。

【纏めると】

東京タクシーの平均営収(税抜)は55,000円前後

  • 実際の多数派の乗委員は、中央値で50,000〜52,000円くらい
  • 平均値と実態のギャップを理解することが、タクシー乗務員の現実を正しく伝えるコツ

なので、業界新聞などで発表される営収より1割程度低い営収の乗務員が6割、それ以下が2割、・・・・計8割の乗務員が平均営収以下って事になりなります。

Youtubeで今日の営収が8万だったとか10万だったとかいう動画をアップしている乗務員員がいますが、自分にいわせれば・・・・・唯の承認欲求にしか見えせん。なので決っして落胆する必要はなく、・・・・なんせ前記した様に平均営収と平均以下の営収の乗務員が8割なので。(*^-^*)

換言すれば平均営収以上の乗務員は5人に1人しかいません。