0円ハイヤのーnommocはなぜ広まらなかったのか?

タクシーの話題

今回は「0円ハイヤのーnommocはなぜ広まらなかったのか?」を書こうと思います。

とりま、2018年4月に創業した(株)nommocと言う会社が2019年に0円タクシ-を大阪で始めたそうでブログにも書いた記憶が有った様な気が有る様な無いような(苦笑)

そんな一瞬話題になったnommoc「0円ハイヤーサービス nommoc」を覚えている方もいるのではないでしょうか?。・・・・知らんけど(笑)

「アプリで呼べば高級車で無料送迎してくれる」なんて、マジっすか?と言う様なまるで夢のような話でした。(苦笑)

しかし、夢のようなサービスは長続きせず、公式サイトも2019年以降ほとんど更新されない状態が続きました。現在も「サービス再開に向けて準備中」とされていて、定常的な運行は行われていません。(苦笑)。では、なぜこの取り組みは広く定着することができなかったのでしょうか?。その仕組みと課題を無い頭で考えて見たいと思います。(笑)

【0円ハイヤーという夢】

2018年頃、東京で話題になったのが「nommoc」というサービスです。スポンサー企業の広告費で運行コストを賄い、乗客は完全無料でハイヤーに乗れるという新しい触れ込みでした。タクシー業界に新風を巻き起こすかと期待されましたが、2019年を最後に更新が止まり、現在も実際の運行は確認できません。理由はシンプルで、0円で運行を続けるには採算が合わなかったからです。・・・・納得で草

【固定費の高さがネックに?】

ハイヤーやタクシーの運行には、車両費・燃料費・保険・整備・人件費といった固定コストがかかります。これをすべて広告収入でカバーするには莫大なスポンサー費用が必要ですが、広告主がそこまで負担するメリットを見出すのは難しかったのです。要は、ビジネスモデルの持続性に乏しく、結果的に「夢物語」で終わったと言えます。(苦笑)

【現在の主流は「運賃+広告」】

ではなぜ今、タクシー広告は成立しているのでしょうか?。その鍵は「本業の運賃収入」がある事です。タクシー会社は乗客から運賃を得ていて、その時点で採算ラインはある程度確保されています。そこに副収益として「ラッピング広告」と「後部座席モニター広告」を組み合わせたことで、広告ビジネスが成り立つようになったのです。

【ラッピング広告の効果】

車体を丸ごと広告にするラッピングは、街を走るだけで視認される高い訴求力を持ちます。特に都心部でのタクシー車両は「動く広告塔」としての効果が期待でき、広告主にとってもブランドの露出の価値があります。

【モニター広告の必然性】

一方、都心ののタクシータクシー車両には、後部座席モニターは乗客が必ず視界に入れる媒体です。移動中の限られた空間で映像を目にするため、広告の視認率は極めて高く、さらに最近ではGPS連動や時間帯別配信も可能になり、効果測定もしやすくなっています。スポンサーにとって「費用対効果が明確な広告媒体」として投資対象になりやすいので、GO株式会社と株式会社フリークアウト・ホールディングスの合弁会社株式会社IRISが提供する「TOKYO PRIME」が有ります。

【初期投資のハードル低下】

かつては後部座席モニターの設置コストがネックでしたが、タブレット端末やIoT技術の普及でコストが下がりました。又、配車アプリNOのGOが運営するIRISが提供する「TOKYO PRIME」の大量導入が進むことで、広告収入と運用コストのバランスが取れるようになりました。

【なぜ採算が取れると判断されたのか】

要するに、現在のモデルは「本業で最低限の利益を確保し、副収益で上乗せする」仕組みです。これなら広告が多少不安定でも赤字リスクは低くなり、スポンサーにとっても効果測定可能な安心材料があります。0円ハイヤーが失敗したのは「すべてを広告に依存したから」で、現行の形はリスクを分散した現実的な解決策と言えるでしょう。

【纏めると】

nommocが提案した「0円で移動できる未来」は非常にインパクトがありましたが、残念ながら持続可能ではありませんでした。しかし、それはタクシー広告の可能性を広く認識させるきっかけになりました。そして現在、街を走るラッピングカーや後部座席のモニター広告として形を変え、確実に採算が取れる仕組みへと進化しているのです。

ですが、何を考えているのか分からくて(笑)ですが、今年の9月に創業129年の老舗ブランディング会社、株式会社YRKは、nommocと業務提携を結ぶと共に、社会貢献と話題性を両立させる新たな移動体験サービス「nommoc」の関西エリアでの展開を開始したそうです。(苦笑)

因みに、nommocは配車アプリのプラッㇳフォーマーなので運行鵜を担当するタクシー会社が必須ですが・・・・nommocのホームページにはタクシー会社の記載は有りません。(苦笑)

常識的に考えてみても運賃が担保されにないサービスを受けるタクシー会社が有るとは考えにくく、現在(2025年)では 常設サービスとしての運行は停止中 で、過去は地域限定、時間限定のキャンペーン形式で運行されていました。

・・・・・関西でも苦戦じゃネ?(苦笑)