今回は「羽田空港で都市型ハイヤー150両が滞留で草」を書こうと思います。
とりま、近年、空港や都心部で存在感を増している都市型ハイヤーです。
代表的なのが、GOの提供するタクシー配車サービスの「GO PREMIUM」で、運行してるいのはネットの海をパトロールしていると、東京では、日交・東洋交通・大国自動車交通・西では名古屋の宝交通などが運行しているそうです。
・・・・・東洋交通と大国自動車交通は日交のグループ会社なので草。それにしても、タクシー配車アプリで名前こそ「GO PREMIUM」としていますが、行燈、スーパーサインなどのタクシー標準装備は一切無くマジハイヤーです。
東京で不可能なタクシー会社設立は不可能ですが、一方、都市型ハイヤーは・・・・
同じ「一般乗用旅客自動車運送事業」ですが、需給調整の考え方がタクシーより緩く、「予約制・流し不可・時間貸し中心」という性格の違い がある為、👉 制度上は「新規許可の余地が残されている」
という位置づけになります。
申請に必要なのは、殆どタクシーと同じですが東京では、10台以上を求められるケースがほぼ前提・1~2台でのスタートは事実上不可なので 個人や小規模事業者にはかなりハードルが高そうです。(苦笑)
東京では・・・・・●申請前の運輸局事前相談で暗に「厳しいですね」と言われる●書類を出す前に止まるケースが多い(苦笑)草・・・・・これはタクシーほど露骨ではないものの、実質的な参入調整が行われているのが現実の様です。
のこの制度は、2014年=平成26年に国家戦略特区を背景として制度化された「予約制・貸切輸送」が起点となっています。
当時は・・・・・
- 訪日外国人の急増
- 空港アクセスの高度化
- タクシー不足への対応
といった課題を受け、「流し営業を行わない」・「営業所での事前予約を前提とする」は普通のハイヤーと同じですが、ハイヤーと都市型ハイヤーの違う所と言ったら・・・・・
以下に記載した物が最大の分かれ目です。
普通のハイヤーは、●注文が入るまで車庫待機●指示が出てから迎車・・・・という運用が長年の前提でした。
都市型ハイヤーは、●車庫待機義務が明文化されていない●即応性を理由に柔軟な待機運用が広がり、結果として空港周辺での滞留という問題につながっています。
この様に都市型ハイヤーは新しいハイヤー形態として導入されました。
タクシーとは明確に線を引き、✔ 完全予約制・✔ 高付加価値輸送「GO PREMIUM」(笑)✔ 路上客待ち禁止・・・を前提とした制度設計だった点が、都市型ハイヤーの原点です。
しかし一方で、制度上 「注文が入るまで必ず車庫で待機しなければならない」、という規定が明文化されなかった ことが、後の運用拡大につながっていきます。
その結果として表面化してきたのが、
羽田空港で都市型ハイヤーがおよそ150両規模で滞留している問題です。
現在、この状況を受けて、関東運輸局と業界側が、新規許可時の実態調査を強化する方向で協議していると報じられています。
【普通のハイヤーと都市型ハイヤーの違いとは】
都市型ハイヤーは、法律上は従来型ハイヤーと同じ「貸切旅客自動車」に分類されます。
そのため、
- 流し営業は禁止
- 営業所での受注が原則
という基本ルールは共通しています。
では、なぜ「都市型」という別の呼び方が生まれ、
今回のような問題まで起きているのでしょうか。
違いは制度そのものより「使われ方」にあります。
【 想定されている利用者層の違い】
従来型の普通のハイヤーは、主に法人契約や役員送迎など、限られた顧客を対象としてきました。
- 企業役員
- 定期契約の法人
- 長時間・定常利用
一方、都市型ハイヤーは、
- 一般個人
- 訪日外国人
- 空港送迎・短距離利用
といった、タクシーに近い利用層を想定しています。
【予約の性質と即応性の違い】
普通のハイヤーは、
- 数日前〜数週間前の予約
- 行程・時間が事前確定
- ドライバー・車両も固定
という運用が一般的です。
対して都市型ハイヤーは、
- 直前予約
- 配車アプリやオンライン受付
- 空港・駅での即応性を重視
と、スピード感がまったく異なります。(苦笑)
【 車両の待機思想の違い】
ここが最大の分かれ目で草ですが、
普通のハイヤーは、
- 注文が入るまで車庫待機
- 指示が出てから迎車
という運用が長年の前提でした。
都市型ハイヤーは、
- 車庫待機義務が明文化されていない
- 即応性を理由に柔軟な待機運用
が広がり、結果として空港周辺での滞留という問題につながっています。
【台数規模と集中度の違い】
普通のハイヤーは、
- 契約数に応じた台数
- 車両の分散配置
が基本です。
一方、都市型ハイヤーは、
- 新規参入が相次ぎと言っても東京では東京4社がメイン
- 空港や都心に車両が集中
- 短時間待機が常態化
しやすいなどの構造を持っています。
羽田空港で150両規模の滞留が問題化したのは、この構造の違いが背景にあります。
【台数規模と集中度の違い】
普通のハイヤーは、
重要なのは、普通のハイヤーでは同じ問題が起きていないという点です。
- 台数が限定的
- 運用が保守的
- 即応性を過度に求めない
このため、行政の監督委官庁から特段問題視される場面はほとんどありません。
【整理すると】
| 項目 | 普通のハイヤー | 都市型ハイヤー |
|---|---|---|
| 主な顧客 | 法人・役員 | 一般・訪日客 |
| 予約 | 事前確定 | 直前予約が多い |
| 即応性 | 低い | 高い |
| 待機 | 原則車庫 | 柔軟運用 |
| 台数 | 限定的 | 集中しやすい |
| 問題化 | しにくい | 空港で顕在化 |
問題が表面化したのは、都市型ハイヤーという運用モデルでした。
【一言で言えば】
都市型ハイヤーは、「普通のハイヤーのルールで、タクシー的な使われ方をした存在」とも言えます。
羽田空港の都市型ハイヤー滞留問題は、都市型ハイヤーが悪いという話ではなく、運用の前提が変わったのに、制度が追いついていないことを示しています。
ウ〜ン、タクシの配車アプリで呼べる都市型ハイヤー草。
東京でGOに対抗しているタクシー配車アプリのS.RIDEは、2025年7月29日(火)より、東京都 中央区、千代田区、港区、渋谷区、新宿区、羽田空港で「ハイヤー配車」を開始したそうです。(苦笑)😱🤷♀️


