東京島しょ地区タクシー運賃改定で新たな「14段階区分」はなぜ生まれたのか?

タクシー料金

今回は「東京島しょ地区タクシー運賃改定で新たな「14段階区分」はなぜ生まれたのか?」を書こうと思いす。

とりま、皆さんは東京島しょ地区って聞くとどの島を思い浮かべます?

  • 範囲は伊豆諸島と小笠原諸島。
  • 構成島は 伊豆諸島の9島(大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島)と小笠原諸島の2島(父島、母島)の計11の有人島になる計11島を指す東京都島しょ部は公式な呼び名だそうです。
  •  

又、、伊豆7島=伊豆諸島という島分も有り、 東京島しょ地区を構成する9つの有人島の・大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・青ヶ島を指す通称だそうです。

2つを見比べれると分かると思いますが、伊豆7島=伊豆諸島は、東京島しょ地区という大きな枠組みの中に含まれる、より具体的な地域の呼び名みたいな感じの様です。😊🛥️

話が可笑しな方法へ行きそうなので(苦笑)なのでタクシーに話に戻ると、令和7年2月より申請されていた東京島しょ地区のタクシー運賃改定は、令和7年12月16日付で新たな運賃が公示されました。
今回の改定で特に注目されるのは、料金区分が14段階に細分化された点です。

料金表を見ると、例えば約2kmの移動で670円から790円までと、200円以上の差が生じる構造になっています。
一見すると、「なぜここまで細かい料金設定が必要なのか」と疑問を持つ内容です。

【東京島しょ地区という特殊性】

東京島しょ地区と一口に言っても、島ごとの実態は大きく異なります。
実際にタクシーが運行している島だけでも複数あり、タクシーの業務内容も

  • 観光需要が中心の島
  • 生活交通が主体の島
  • 観光と生活が混在する島

と、その性格はさまざまです。

人口規模、観光客数、実車率、回送距離、待機時間などは島ごとに大きく異なり、本来であれば同じ運賃で成り立つはずがありません

【それでも島別運賃にしなかった理由】
こうした違いがあるなら、本来は各島ごとに運賃を設定すればよいのではないか?という疑問が浮かびます。
しかし、制度上は島別運賃は非常に扱いづらい仕組みの様です。

  • 島ごとに申請・審査・公示が必要になる
  • 利用者への説明が難しくなる
  • 行政側の管理負担が増える
  • 事業者間の不公平感が生じやすい

その結果、島ごとに最適化した運賃を作るという選択肢は、現実的ではありませんでした

【14段階という構造の正体】

そこで採られたのが、島ごとの差を距離区分に反映させる今回の方法です。

東京島しょ地区としての運賃表は一つですが、距離区分を細かく刻むことで、

  • A島では実質的に670円帯に収まりやすい
  • B島では700円帯に入りやすい
  • 別の島ではさらに上の料金帯に達しやすい

といった形で、「結果として島ごとの差が生まれる構造」になっています。

重要なのは、「A島は670円、B島は700円と決めた」わけではない、という点です。
共通の運賃表に基づいた結果、島ごとにそうなりやすい料金帯が生じているのが実態の様です。

【なぜ違和感が残るのか】

この14段階運賃は、制度的には合理性がありまが、しかし一方で、

  • 利用者にとって料金が予測しにくい
  • 距離感と金額が直感的に結びつかない
  • 運転者も説明しづらい

といった問題を抱えています。

島ごとの事情を正面から説明する代わりに、分かりにくさを14段階の運賃構造の中に押し込んだ結果とも言える様な気がします。😱