昼日勤・夜日勤、日勤タクシーの連勤実態・・・・・12連勤は当たり前?誰が働き方改革を忘れたの?。

タクシーの話題

今回は「昼日勤・夜日勤、日勤タクシーの連勤実態・・・・・12連勤は当たり前?誰が働き方改革を忘れたの?。」を書こうと思います。

とりま、昨日は隔勤の連勤の事を書いたので今回は日勤の連勤の事でも・・・・(笑)

隔勤=隔日勤務は長時間労働でキツイ・・・・そう思って日勤を選んだ貴方、ところが、日勤にもとんでもない落とし穴が待っていました。

そう、「連勤」です。しかも、7日?8日? いえいえ、10連勤、12連勤は当たり前で、誰かが「働き方改革」と言っていたような気がしますが、タクシー業界にはまだ電波が届いていないのかもしれませネ。(苦笑)

【連勤日勤の標準仕様】

日勤とは、本来であれば「週6勤務で1日休む」あるいは「週5勤務で週2日休む」のような一般的なサラリーマンの様なメージしますが、タクシー業界の日勤は一味違います。

実際には、「12連勤+2日休み」のサイクルを採用している会社も有り2日どころか「2週間に1度の休日」というケースも珍しくも無く乗員が好んでチョイスしてるケースも有ります。こては、30日ー12連勤ける2クール=6日漣続公休を取って、バカンス?草。のケースです・

【労基法と改善基準告示の空気】

労働基準法では、原則「週1日の休日」を義務付けています。これはあくまで「原則」ですから、実際には例外が常態化しているタクシー業界では、連続勤務の日数制限を軽々と突破する企業も多いようです。

しかも、トラックやバスと違って、タクシー業界には労働時間や連勤に対する明確な規制=改善基準告示のような拘束がほとんどありません。

ある意味、「何日連勤させても違法ではない」のです。皮肉ですが、合法的にブラックな働き方が成立してしまうのがタクシー業界の現実です。

【勤務時間は短くても、体は休まらない】

日勤は、確かに1日MAX12時間~13時間のような長時間労働は個人の裁量の範疇になりますが、夕方まで働き、12日以上連勤ともなると、疲労は確実に蓄積します。

おそらく、高見を目指している乗務員はフルに乗務います。

「今日は売上が悪かった」、配車アプリが鳴らなかった」そんなストレスも積み重なり、精神的にも摩耗しますが、メリットも多少あります。隔勤では1日コケたら挽回はうとう厳しいですが、日勤なら比較的容易に挽回がききます

それでも、売上ノルマ≓足切りや歩合給に追われ、休みたくても休めないのが現場の声です。(苦笑)

【自発的連勤という名の構造的強制】

会社としては「出勤は強制していません」と言うかもしれません。しかし、足切りに満たない売上では給与が激減する歩合制度の中で、乗務員が連勤を選ばざるを得ない状況は実質的な強制労働に近いものがあります。

12連勤しても、休みはたった2日。・・・これは心身の健康を切り売りしながら生活費を稼ぐ構造です。

【まとめると「自由出勤」とは何だったのか】

日勤は楽?週休2日?・・・・夢を見てはいけません。(笑)

タクシー業界では、隔勤は長時間、日勤は営収の連勤という二択が現実です。

「自由出勤」、「週休二日」、「働きやすい環境」・・・これらの言葉に希望を持って業界に飛び込んだ人ほど、現実とのギャップに苦しむことになります。

最後にひと言・・・・「改善」されるのは乗務員の働き方ではなく、会社の利益構造だけかもしれませんネ。(笑)(@_@)