今回は「newmo の「夜明けの賭け」・・・・大和自動車交通の株式取得」を書こうと思います。
とりま、2024〜2025年にかけて、newmoが次々と大阪のタクシー会社を傘下に収め、さらに2025年9月末時点で、大和自動車交通の株式21万5000株=約4%を取得したことが明らかになりました。
一方で、同社が掲げてきた「ライドシェア全面解禁」・「FinTechとの相乗効果」といった事業領域は、現状では制度面や市場環境の壁が大きく、進捗が見えにくいのも事実です。(苦笑)
では、このアンバランスな成長軸の中で、newmo は何を狙っていて、そして、今回の大和株取得は何を意味するのでしょうか。?
【newmo が大和自動車交通株を買った理
大和自動車交通は東京の老舗大手であ、国際自動車(km)、日本交通(日交)、帝都と並ぶ東京4社の1つになるので4大ブランドの一角を成すタクシー会社で大和だけが唯一株式上場をしています。
nwmo が4%弱の株を入れたという事実は、今のnwmoをていると「地固め」 の意味合いが強いと考えられます。
現在のタクシー業界は配車アプリの普及が進み業界再編の入口にあり、今後の「自動運転タクシー」・「限定ライドシェア」・「車両リース」などの新サービスを展開するには、既存大手との関係性は欠かせません。
株を持つことで、将来の資本提携や協業、業界再編の際の発言力を確保できます。
つまり newmo にとって大和株取得は、
「未来の市場構造の変化に備え、布石を打った」 と解釈する方が自然です。
【タクシー事業だけが順調に拡大している理由】
newmo は「タクシー × ライドシェア × FinTech」を掲げていますが、実際に最も順調なのは タクシー会社の買収による車両確保とドライバー確保 です。(苦笑)
理由はいたってシンプルです。
- ライドシェアの全面解禁は制度上ほぼ不可能
- 地方自治体の限定解禁も実証レベルで収益化しにくい
- FinTech事業(車両リース等)は利用者の拡大に時間がかかる
- 既存タクシー運行は最も確実で、売上が即立ち上がる
つまり、newmo の三本柱のうち 「唯一確実に成果を出せるのがタクシー事業」って事になります。
そのため
- タクシー会社の買収
- タクシー会社へも資本参加
- ライドシェア車両リース
- タクシー・ラオドシェア車両の運行管理の拡大
といった「既存タクシーの拡大」だけが目に見える形で進んでいます。
【ライドシェア・FinTechは「夜明けの賭け」】
では、残りの二つの柱のライドシェアとFinTechはどうでしょう?・・・・現時点では、どちらも制度・需要・収益化の面で不確実性が大きい領域です。
しかし newmo は、そこに 長期での成長余地 を見ている様です。・・・・知らんけど(笑)
これを「夜明けの賭け」 と表現すると自分ながら良い感じで草🙂
- 日本の過疎化が進み、公共交通が消える地域が今よりも増える?
- 自動運転技術は2027年以降に商用化のフェーズへ?
- タクシー会社の後継者不足が加速し、業界統合が避けられない?
これらが現実になった時にnewmoの「タクシー × 自動運転 × ライドシェア × 車両リース」というのモデルが初めて成立します。
要は、 newmo の現在のタクシー買収攻勢は、未来の交通インフラが変わる瞬間を取りに行く「夜明け前の布石」の様な気がします。🤷♀️
【大和株取得が象徴する「業界再編への備え」】
大和自動車交通の株を持つということは、将来の
- 統合
- 資本提携
- 自動運転・ライドシェア実装の連携
- 車両共同利用
- システム共通化
などの関わりしろを確保するということです。
newmo が単に集めたキャッシュが余って投資した、というよりは、業界地図が書き変わる時の主役に躍り出るための位置取りと見るべきでカモ?
まとめ
今の newmo の実態は、「確実に広がつつ有るタクシー事業」 と「夜明けを待つライドシェア・FinTech」この二層構造になっています。
そして大和自動車交通株の取得は、未来の夜明けに向けた静かな賭けの象徴と言えます。
タクシー業界が10年後どう変わるのか、その中心に newmo がいるのか?・・・・・まだ答えはありませんが、今はタクシー業界再編の流れが本格化する前夜であることは間違いなさそうです。🚕
・・・・・
知らんけど(笑)😱


