今回は「シエンタは特定大型、アルファードは普通車・・・可笑しくネ?」を書こうと思います。
とりま、青タンを過ぎて終電マジかの激熱タイムWの繁華街を流すと、敵(苦笑)は個タクとアルファードとベルファイアです
ジャパンタクシーが出た時は物珍しさも有ったのかジャパンタクシーを選んで乗る人も多かった様な記憶が有ります。
タクシー業界では、アルファードやヴェルファイアが ごく普通に 「普通車」 として走っています。その一方で、同じ7人乗りのシエンタは後部2座席を取り払うと普通車になりますが、7人乗りを そのまま使うと 「特定大型」扱い になるので、 運賃区分の関係から前記した様に、後席2席を外して わざわざ5人乗り化して使われることも珍しくありません。
シエンタもアルファードも、どちらも7人乗りです。
車として見れば、定員は同じですが、それなのにタクシーになると、 シエンタは特定大型、アルファードは普通車。・・・・ このちぐはぐさに、違和感を覚えない人は少ないでしょう。
この違和感を掘り下げていくと、 日本のタクシー制度が抱える 根深い構造矛盾 が見えて来るようです(苦笑)。
【大きいアルファードは普通車、小さいシエンタは特定大型?】
まず感覚的におかしいのは、この点です。
| 車種 | 本来の定員 | 車格 | 業界での扱い |
| アルファード / ヴェルファイア | 7人 | 大型 | 普通車 |
| シエンタ | 7人 | 小型 | 特定大型(→2席撤去) |
どう考えても、「大きいアルファードが普通車で、小さいシエンタが特定大型」 というのは、直感に反します。
この時点で、 制度のどこかに無理がある と感じる人は多いはずです。
【「定員」という言葉が生む勘違い】
混乱の原因は、 「定員」という同じ言葉が、まったく別の意味で使われている ことにあります。
車の定員は、 シート配置や強度などから決まる 安全基準の話 です。一方、タクシーの定員は、 運賃や営業区分をどう分けるかという 制度設計の話 です。
本来なら、 この二つは 切り分けて考えるべきもの なのですが、 どちらも「定員」という同じ言葉で呼ばれているため、 いつの間にか 同一視 されてしまいました。
その結果、7人乗り=特定大型という 単純すぎる発想 が、 制度全体を縛ることになります。
【なぜアルファードは普通車なのか?=グレーゾーンの正体草】
アルファードやヴェルファイアは、メーカー設定では 7人乗り で、 車両構造上も、当然 7人が安全に乗れる設計 になっています。
それにもかかわらず、 タクシーとして登録される際は 「普通車=定員5人」 という扱いになります。
ここに、どう考えても腑に落ちない 制度のねじれ があります。
本来なら、メーカー定員7人 → タクシーでも7人 → 特定大型、となるのが、論理的には自然です。
しかし実際には、メーカー定員7人 → タクシー定員5人 → 普通車・・・という 強引な読み替え が行われています。
これは、 法的にはセーフだが、制度趣旨から見ればかなりグレー と言わざるを得ません。(笑)
■ なぜ、こんな無理な運用が許されているのか
理由は単純な話で、もし7人乗りはすべて特定大型と厳格運用すれば、
- アルファード
- ヴェルファイア
- ノア/ヴォクシー
- セレナ
- ステップワゴン
といった 都市部の主力タクシー車両の大半が特定大型 になってしまいます。
そうすると、
- 運賃が一斉に上がる
- 配車アプリの区分が崩壊
- 利用者離れ
- 需要急減
という 制度崩壊級の混乱 が起きるので、そのため行政は、「7人乗りだけど、これは普通車扱い」という 例外解釈 を積み重ねて 今日の運用を作り上げました。
つまり、制度を守るために制度を歪めたという、本末転倒な構造です。
■ では「6人で乗りたい」と言われたらどうするのか?
ここが、最も現場を悩ませるポイントで、アルファード普通車は、 車としては7人乗れる にもかかわらず、 営業上は「定員5人」 という扱いになります。
そのため、もしアルファードが6人で定員7人6人でと知っている人が6人で乗りたいという依頼が来た場合、原則としては、文句を言われようが乗車不可と断る事なります。
現実には、
- トラブル回避のため断る
- 2台に分乗
といった対応が取られる様です。
つまり、物理的には乗れるのに、制度上は乗せられないという、 現場泣かせの矛盾 が生じています(苦笑)。
■ それでも「普通車」にしている本当の理由
なぜ、ここまで無理をして普通車にこだわるのでしょうか?
理由は極めて明確です。
それは利用者が、普通車料金しか払わないからです。
もしアルファードを特定大型にすれば、
- 初乗りから高い
- 距離が伸びるほど割高
- アプリ上でも敬遠
となり、稼働率が大きく下がることは目に見えています。
つまり現場は、「制度の正しさ」より「実際に使われること」を優先せざるを得ない。
この 現実優先の積み重ね が、合法だがグレーという、 今のアルファード普通車運用を作り上げました。
【7人乗りアルファードを「普通車タクシー」にする方法」
アルファードはメーカー設定で 7人乗り ですが、
タクシー登録時に乗車定員を「5人」に減じて登録します。
することで、普通車タクシーとして認可されます。
※ 多くの場合、座席は物理的に外さず、そのまま です。
■ シエンタ問題は、この「例外」の後遺症
アルファードを普通車にしたことで、7人乗り=必ずしも特定大型ではないという 前例 が生まれました。
ところが、その例外が 制度として整理されないまま、ブログで何回か書いているシエンタのような 小型ミニバン に適用されると、7人 → 特定大型 → 2席撤去 → 普通車という、
ねじれにねじれた運用 が誕生します。
つまり、シエンタ問題の正体は、アルファード普通車という「制度的妥協」の後遺症とも言える様な気がします。
【なぜシエンタは特定大型になるのか】
一方、シエンタはコンパクトで、 いかにも「庶民的なミニバン」です。ところが制度上は、員7人 → 特定大型という 形式論 がそのまま当てはめられます。
総すると、
- 運賃が上がる
- 配車アプリの区分が変わる
- 使い勝手が悪くなる
という問題が一気に噴き出します。
結果として現場は、後席2席を外して5人乗りにするという、 何ともバカバカしい対処を選ばざるを得なくなり草。
【なぜシエンタは特定大型になるのか】
冷静に考えれば、
- 最初から5人乗りを買えばいい
- わざわざ7人乗りを買って、 2席を外す必要などないはずです。
それでもそうならないのは前に方様に、
- 中古市場に5人乗りがほとんど無い
- 新車だと納期が長すぎる
- すぐ稼働させたい
といった 現場事情 が重なっているからです。
つまりこれは、現場の知恵 ではなく、 制度と市場の歪みが生んだ苦肉の策にすぎません(笑)。
【本当におかしいのは、制度のほう】
7人乗りのアルファードは普通車。 シエンタは特定大型。
そして、 7人乗りを買って2席を捨てる。・・・この一連の流れは、 現場が勝手にやっている奇行ではなく、制度が、合理的な選択を許さない構造になっているということです。
本来なら、
- 車体サイズ
- 室内空間
- 乗り心地
- 実際の輸送力
といった 実態 で区分されるべきところを、 たった 「定員○人」 という数字だけで線を引いてしまう。
ここに、 すべての混乱の根っこがあります。
【最後に】
同じ「定員」という言葉が、「道路運送車両法の 安全の世界」と、「道路運送法 の料金制度」の世界を、 無理やり一つに縛り付けてしまった。
その結果が、
- アルファードは普通車
- シエンタは特定大型下↓
- 7人乗りを買って2席を捨てる
という、 なんとも日本的な制度のねじれ です。
乗車する人は同じ料金を入らうならコンフォートよりアルファードを選ぶ事はマジ分かるります。タクシー乗務員は現場で今日も前後のタクシーがアルファードやべルファイアでない事を望む(笑)。😱
アルファードやべルファイアで乗務している人の苦労は分かりませんがネ草🤷♀️
