今回は「GOは本当に上場するのか?」を書こうと思います。
とりま、以前にこのブログでも書いた記憶が有りますが、タクシー配車アプリ「GO」を運営するGO株式会社が、株式上場=IPOに向けた準備を開始すると発表したのは、2024年1月のことでした。
あれから2026年1月で約2年が経過していますが、現時点でも上場時期や上場市場についての具体的な発表は出ていません。
この状況を見ると、「準備期間が長すぎるのではないか?」と感じる方もいるかもしれません。しかし結論から言えば、今回のGOのケースは長く見えるものの、決して異例ではありません。🤔
【上場発表と「見送りの可能性」は同時に示されていた】
まず押さえておくべき点として、GOは「上場する」と断言したことは一度もありません。
2024年1月の公式リリースでは、
- 株式上場に向けた準備を開始する
- 上場の時期や市場は未定
- 検討の結果次第では上場を見送る可能性もある
という内容が、同一の発表文の中で同時に記載されていました。
この「見送りの可能性」という表現は、後から追加された弱気発言ではなく、IPO準備を公表する企業であればほぼ必ず入れる、いわば定型的な留保文言です。
【GOのIPO準備期間として2年は長いのか?】
一般的に、日本企業のIPO準備期間の目安は次のように言われています。
- 事業が比較的単純な企業:1〜1.5年
- IT・SaaS系企業:1.5〜2年
- 規制産業・複雑な事業構造:2〜3年以上
GOは、タクシーという規制産業を基盤としつつ、配車アプリというプラットフォーム事業を展開していて、さらにライドシェア解禁という制度変更の真っただ中にあるため、短期間での上場はもともと難しい部類に入ります。
この点を踏まえると、準備開始から2年が経過しても動きが見えないのは、「遅すぎる」というよりも、慎重に状況を見極めていると考える方が自然でしょう。
【本当に上場を狙う企業が出す「次のサイン」】
IPOを本気で狙う企業は、言葉よりも行動で分かりやすいサインを出します。
代表的なものとしては、
- 主幹事証券会社の存在が観測される
- 社外取締役や上場企業経験者の登用が進む
- 売上や収益性などの数字を積極的に開示し始める
- 事業内容を「何の会社か一言で説明できる形」に整理する
といった動きです。
GOの場合、日本交通の川鍋一朗氏が会長職を辞したことは、ガバナンス面での明確な「上場を意識した動き」と言えます。一方で、主幹事証券や具体的な市場観測といった情報は、まだ表に出てきていません。
現時点のGOは、「上場できる体制は整えつつあるが、まだ走り出してはいない」段階にあると見るのが妥当でしょう。
【もし上場するなら、いつが現実的か】
仮にGOが本気でIPOに踏み切るとすれば、現実的なタイミングは2026年以降になる可能性が高いと考えられている様です。
理由としては、
- ライドシェア制度の方向性がまだ完全に固まっていない
- 収益モデルの評価が市場で定まっていない
- 市況次第で企業価値が大きく変動する
といった点が挙げられている様ですす。
配車アプリ制度や事業環境がある程度落ち着き、「GOはこの形で成長し、利益を出せる会社だ」と説明できる状態になってから上場した方が、合理的と言えるでしょう。
【どの市場が有力なのか】
上場市場について考えると、先ず、東証プライム市場は、成長性よりも安定した収益と事業の完成度を重視する市場です。
一方GOは、タクシー・ライドシェアという制度変更の影響を強く受ける分野にあり、収益モデルもまだ進化の途中にあります。
また、配車アプリ、決済、データ活用など事業領域が広がる一方で、主軸となる収益源が未だ完全に固まった段階とは言い切れません。
この状態でプライムに上場すると、短期的な業績安定を過度に求められ、成長戦略の自由度が下がるリスクがあります。
そのため、仮に上場する場合でも、最初からプライム市場を選ぶ合理性は高くないと考えられている様です。
その為、現時点で東証プライムは現実的とは言えません。なので、規模や安定性、実績を踏まえると、選択肢はほぼ次の二つに絞られます。
- 東証グロース市場
- もしくハードルは高いがは海外市場
国内での知名度や事業内容を考慮すれば、まずは東証グロース市場が最有力候補になるでしょう。将来的にプライム市場を目指すための第一段階としては、十分に現実的な選択です。
【纏めるとGOは「急がないが、諦めてもいない」】
GOはIPOを放棄したわけでは無く、一方で、今すぐ上場しなければならない状況でもありません。上場を「目的」ではなく、「選択肢の一つ」として持ち続けている・・・・それが、今のGOの現在の立ち位置だと考えられます。
今後本当に注目すべきなのは、「上場するかどうか」という宣言ではなく、主幹事、数字、事業整理といった具体的な行動が表に出てくるかどうかでしょう。
その上場に向けたサインが見えた時、GOの上場は一気に現実味を帯びてくるはずです。・・・・GOが上場できるとすれば・・・・・2026年の中盤or2027年前半の様です。🤷♀️


