今回は「有給休暇を取ると給料が減る(苦笑)」を書こうと思います。
とりま、有休を使って休むとその月の給料は減る事が多いと思います。それは、有休の日給の計算方法が全く異なり、その有休金額の計算では、「努力ゼロ・成果ゼロ・能力ゼロ」で計算されるからです。
有給休暇を取ると給料が減る、タクシー業界では、そんな感覚が上記した様に今も根強く残っています(苦笑)。
「休んだのだから仕方ない」、「頑張った分が減るのは当然だ」・・・・・しかし、ここに制度としての決定的な誤解があります。
実は有給休暇は、最初から「努力も、成果も、能力も、評価しない」・・・・そう設計されている制度なのです。
しかもそれは偶然ではなく、「あえて有給の中身を見えなくするため」に、意図的に作られています。
【有休が評価しない三つのもの】
有給休暇の日について、法律上は次の扱いになります。
- 努力:評価しない
- 成果:評価しない
- 能力:評価しない
👉 全部ゼロ扱い・・・・・これは冷たい制度でも、手抜きでもなく、有休という制度を壊さないための前提条件です。
【有休は「働いた日の評価」ではない】
まず押さえるべき前提があり、有休は、「働いたことへの対価」ではなく、補償しているのは、ただ一つ、
「その日は本来、労働義務がある日だった」その「働く義務を免除しただけ」という事実関係だけです。
その日にどれだけ頑張ったか、どれだけ稼いだか、どれだけ能力が高いか・・・・そんな事は有給は一切、見ません。(笑)
【逆に有給がもし努力や成果を見たら何が起きるか?】
仮に、有休の金額に、「前後の日の頑張り」・「売上効率」・「能力差」などをを反映させたらどうなるでしょう?。
- 有休前後で売上を詰めた人 → 有休が高い
- 体調不良で売上が落ちた人 → 有休が安い
結果、同じ「有休1日」なのに、人によって値段が違う休みとなってしまい、これはもはや休暇ではなく・・・成果配分制度になってしまいます。
【だから有休はブラックボックス化されている】
ここで出てくるのが、有休はあえて中身を見ない設計・・・・ブラックボックス化です。
有給で使用される平均賃金で計算する理由は、極めて単純です。
- 祝日が混ざる
- 休日が混ざる
- 天候も体調も景気も混ざる
👉 個人の努力が見えなくなる。
この「見えなさ」こそが重要です。有休制度は、誰が、いつ、どんな状態で取っても同じでなければ成立しません。
【タクシー業界で誤解が生まれる理由】
タクシー乗務員4の感覚はこうです。
- 給料=売上の分け前
- 頑張る=収入が増える
- 休む=収入が減る
この世界観で生きてきた人に、「有休は努力を評価しません」と言っても、違和感しかありません(笑)。
しかしそれは、有休が評価制度ではないからです。
【有休がマイナスになるのは設計ミスではない】
給休暇を取ると給料が減る。・・・・この現象だけを見ると、多くの人はこう思います。
「制度設計が悪いじゃネ?」、「タクシー業界向けに作られていないんじゃネ?」
しかし実際は、設計ミスではありません。むしろ逆で、非常によく考えられた設計です。
有休はそもそも、
- 収入を増やす制度でも
- 頑張りを評価する制度でも
ありません。
多くに人が誤解してる事は有給は「休んだことで損をしない」ためだけの制度です。
「休んだことで損をしない」ためだけの制度の有休が何故実働日ではなく「月の日数」で割られるのか?
ここで疑問になるのが、なぜ実働日数ではなくなぜ30日や31日で割るの?かという点です。
理由は単純です。
月の日数=暦日は、人の行動で一切変えられない数字だからです。
- どれだけ頑張っても
- どれだけ休んでも
- 売上を集中させても
1月は31日、2月は28日。・・・・・ここには当然、人の努力も成果も能力も入り込みません。
「雑な割り算・・・何故30日や31日で割るのか?」に見えるのは意図的
有給の平均月額を計算する時③0日や31日で割る計算は、一見するととても超雑に見え、唯、計算が楽だけなんじゃネ?と思いますが、しかし、この「雑さ」こそが重要です。
- 精密にすればするほど→ 努力や効率が見えてしまう
- それが見えてしまうと→ 有休が成果評価に変質するや→未来の働いていない報酬が成果評価になる。
だから有休は、あえて中身が分からない計算にして理由を考えなくていい計算、として設計されています。
これが、
有休のブラックボックス化です。
有休がマイナスに見える本当の理由
有休が「マイナス」に感じられるのは、
- 実際に給料が減っているからではなく、
- 普段の給与が「努力・成果・能力」で上振れしているからです。
有休の日は、
- 努力:評価しない
- 成果:評価しない
- 能力:評価しない
👉 全部ゼロ扱い
そのため、上振れしていた分が見えなくなり、これを人は「減った」と感じます。
正確に言うと、こういうこと
有休は、
- プラスにもならない
- マイナスにもならない
要は有給はゼロに戻す制度です。
しかしタクシー業界では、
- 日々の給与が歩合で上振れする
- それが「通常」に見えてしまう
その結果、上振れが消えた = マイナス・・・・と錯覚が起きます。
【一言でまとめると】
有休は減らす制度ではない。
普段見えていなかった「評価の上積み分」を、一度リセットする制度です。
そのため有休制度は、
- 月の日数という誰にも操作できない数字を使い
- 努力も成果も見えないブラックボックスにしている
これが、有休という制度の正体す。
又、有り体に言ってしまえば有給制度のブラックボックス化は、「12勤隔日勤務で稼働しない6日をあえて分母に入れることで、人の努力・工夫・成果が計算上は一切見えなくなるようにしている」・・・これがブラックボックス化の正体です。🙂👍

