Youtubeの「無料ゼント」・「LINE登録で特典」(笑)

タクシー

今回は「「無料プレゼント」・「LINE登録で特典」(笑)・・・・YouTube広告の裏にあるビジネスを書こうと思います。

とりま、見る系ユーチューバーの自分は(笑)、最近気になっている事が有ります。

YouTubeを見ているとやたら目にするのが、
「無料でプレゼント!」「LINE登録で特典がもらえる!」といった広告。
投資・副業・英語・美容・ダイエット…と、ジャンルは違えど、
どれも“無料”をうたっている点は共通しています。

 ですが、当然ながら「完全無料」で終わるビジネスなど存在しなく、実はこうした広告には、緻密に計算されたビジネスモデルが隠れている様です。

【①:「無料」は「入り口」→リスト=顧客情報獲得型】

 最も多いのが、いわゆる「リスト獲得型」と呼ばれるモデルで、目的は「今すぐ興味を持った見込み客」を囲い込む作戦です。(苦笑)」

 広告で「無料」で「LINE登録で特典」と誘導し、登録したユーザーは自動的にLINE公式アカウントの友達リストへ誘導されます。
その後、数日にわたって自動で配信されますが・・・・「本格的に学びたい方はこちら」・「期間限定セミナー開催」などの有料案内が有ります。(苦笑)

 つまり、無料プレゼントは「餌」であり、本命はその後に販売される高額商材や講座です。

【②→ アフィリエイト(成果報酬)型】

 次に多いのが、アフィリエイトの情報紹介報酬を目的とした広告で、広告主自身が自社商品を持っておらず、登録してきた人を別企業のサービスに誘導することで紹介料を得る仕組みです。

 LINE登録→送られてくるURLをクリック→他社のアプリやサービスに登録。
この流れで、1件あたり数百円~数千円の報酬が入る仕組みです。 つまり、登録した時点であなたの「クリック」が収益化されているというわけです。

【③ 情報商材・高額講座販売型】

 最近とくに増えているのが「無料セミナー」や「副業体験」をうたった高額講座販売モデル
無料登録後、数日にわたって“教育的な動画”が配信され、
最終日に「本講座」「コミュニティ」などを販売する仕掛けです。

 たとえば──
「無料で副業を学べる!」→動画で成功体験を共有→
「本格的に学びたい方は限定講座へ(30~100万円)」という流れ。

 これがいわゆるファネルマーケティングと言うそうです。

ファネルマーケティングのファネル(funnel)とは英語で「漏斗」のことで、漏斗の形状は上が広くて、下が狭いあの形です。マーケティングでは、「多くの見込み客を集めて(上)」→「段階的にふるいにかけ」→「最終的に購入に導く(下)」
というプロセスを表します。
なので無料で多くの客を集めて信頼を築き、教育された少数の見込み客に高単価商品を売る、非常に緻密な戦略です。(苦笑)

又、「釣り広告」と言う言葉を聞いた事が有ると思いますが、これはファネルマーケティングと似ていて、理由は簡単で、「入口(無料部分)」と「出口(有料部分)」の内容差がファネルマーケティングより大きすぎるからです。

たとえば・・・・

  • 「誰でも1日5万円稼げる!」→実際は副業講座の勧誘
  • 「無料で学べる」→途中から「本講座は49,800円」
  • 「登録だけで副収入」→実は別サービスへの誘導

このように、「無料」「簡単」「限定」などの誇張表現で集客する広告は、
ファネル構造を悪用しているに過ぎません。
つまり、「釣り広告の多くがファネルの入口を過剰演出している」というわけです。👌

【④ →登録情報そのものが「商品」・・・データ転売型】

 一部の悪質な広告では、登録してきたユーザーのLINE IDやメールアドレスなどを転売して利益を得るケースもあります。特定商取引法や個人情報保護法に抵触する可能性があり、非常にグレーです。

 つまり、「無料でもらえる」と思って登録した情報が、実はあなたの個人データそのものが商品になっているということも珍しくありません。

【⑤→ 「無料でも赤字じゃない」→広告費回収モデル】

 もちろん、すべての広告が悪質というわけではありません。多くはしっかりと広告費を回収する計算が成り立っている様です。

 たとえば、YouTube広告で1クリック100円。
100人のうち5人が登録したら、1件あたりの獲得単価は約2,000円。
その後、5人中1人が5万円の講座を購入すれば、
広告費2万円で5万円の売上──3万円の利益という計算です

下手な鉄砲も数うちゃ当たる作戦です(苦笑)

 つまり「無料」でも、最初の赤字を前提に後で利益を回収するのが設計されているんです。

【纏め:無料の裏には、必ず「出口」がある】

タイプ内容広告主の狙い
① リスト獲得型     無料特典でLINE登録後日、有料商品販
② アフィリエイト型登録・クリック報酬成果報酬で収益化
③ 高額講座型無料動画→有料講座教育販売モデル
④ 情報転売型 登録情報を収集・転売データ商法
⑤ 広告費回収型無料→有料への導線長期利益設計

【おわりに】


 YouTube広告で「無料」「登録だけ」と言われると、つい気軽にタップしてしまいがちですが、でも、ビジネスの世界で「完全無料」は存在しません。常識で(笑)

「無料」は入り口。「出口」は、あなたの個人情報か、あなたの財布で、結局のところ、広告とは「誰が得をするのか」を冷静に見抜く目が大切です。👌