今回は「Apollo Go・・・・・「公道を走る自動運転タクシー」の正体」を書こうと思います。
とりま、このブログで初めて書いた様な気がする様なしない様な中国の「自度運転タクシー」ですが、今回登場するのは、最大の検索エンジンを提供する会社の「百度」が展開する自動運転タクシーサービス「Apollo Go(アポロ・ゴー)」の事になります。
皮肉にも何回か書いた事が有るアメリカで自動運転タクシーを行っているのWaymoは、Google=Alphabet傘下ので、中国でもアメリカでも自動運転タクシーを走らせているのは・・・・米中の大手の検索エンジンを提供する会社って事になる様です。
Apollo Goの事を超雑に言うと、主な経緯は以下の通りです。
- 2020年9月: 北京市で有人テスト運用を開始。
- 2021年5月: 一般向けに全面開放。
- 2022年〜: 武漢や北京、深圳など複数の都市で完全無人(オペレーター不在)の商用化サービスを拡大。
- 現在: 中国国内だけでなく、2026年1月にはUAE(アラブ首長国連邦)で商用運行を開始するなど、海外展開も行われています。
又、「Apollo Go」は、中国本土の主要都市でサービスを提供しているそうで、特に武漢市、北京、上海、広州、深圳などの大都市圏で無人運転を含めた商用運行を行っていつそうです。
で、自動運転タクシーの話題というと、日本では「実証実験」、「レベル4解禁」、「将来の話」等々といった言葉が並びがちですが、海外ではすでに前記した様に完全無人の自動運転タクシーが「公道で営業」をしています。
その代表格が上記した、アメリカの Waymo と、中国の Apollo Go=蘿蔔快跑=ルオボークワイパオ です。
どちらも「自動運転タクシー」という同じ肩書きを持ちながら、その中身はまるで別物な様で、そして、この違いこそが、日本で自動運転タクシーが普及しない本質的な理由を浮き彫りにしています。
【Waymoはすでに普通のタクシーとして営業】
Waymoは前記した様にGoogle(Alphabet)傘下の企業で、アメリカではすでに以下の都市で完全無人タクシーの営業運行を行っています。
- フェニックス
- サンフランシスコ
- ロサンゼルス
- オースティン
特徴は、運転席に人がいない完全無人であることで、しかも、空港送迎、市街地走行、住宅街の細道まで含め、普通のタクシーとほぼ同じ条件で公道営業をしています。
つまりWaymoは、「実証」ではなく、すでにビジネスとして成立している自動運転タクシーって事です。
ここで重要なのは、Waymoの思想です。
Waymoは、👉 人間の運転をAIで再現する、という発想で開発が進められています。その結果、割り込み、譲り合い、曖昧な優先関係、アイコンタクト・・・・こうした人間社会特有の「いい加減さや曖昧さ」を、AIに無理やり理解させる方向で技術を磨いてきました。
その結果、
- 適応力は非常に高い
- どんな街にも展開できる
- ただし開発コストは天文学的草
という、「力技の汎用型モデルの自動運転運転タクシー」として出来上がっています。
【Apollo Goは中国が作り上げた「走る都市インフラ」】【初解説】
一方、中国の百度(バイドゥ)が展開する Apollo Go(蘿蔔快跑) は、すでに前記した北京・武漢・深圳などで完全無人運行による営業サービスを行っています。
武漢では、市内のかなり広範囲で一般客が普通に利用できる状態になっているそうで、料金も人間が運転するタクシーより安価な様です。
しかし、同じ自動運転タクシーのWaymoと決定的に違うのは、その成立の仕方です。
Apollo Goは、
- 行政が指定したエリアのみ走行
- 高精度3Dマップ作成済み区域限定走行
- 信号・道路設計・交通管理まで含めた自度運転タクシーの走行が「行政主導」
という、都市インフラとしての自動運転モデルです。
換言すると、Waymo → AIが人間社会に合わせる・Apollo Go → 社会がAIに合わせる
という、全く正反対の発想です。
中国では、地方政府が主導して
- 交差点設計の変更
- 信号制御のAI連携
- 専用走行レーン整備
などを何とも中国らしく一気に進め、自動運転が走りやすい都市構造を作ってしまいます。
その結果、短期間で商用化が可能になりましたが、代わりに
👉 走行エリアの拡張は行政次第
👉 自由度は低い
👉 国外展開は極めて困難
という、強烈な内向き構造になっています。
【両者とも「公道営業」だが、意味が違う】
ここが最大のポイントです。
| Waymo | Apollo Go | |
| 営業形態 | 一般タクシー型 | 都市交通インフラ型 |
| 走行範囲 | 都市全体 | 行政指定区域 |
| 拡張性 | 非常に高い | 低い |
| 海外展開 | 可能 | ?自分にはそこまでは分かりません。(笑) |
両者とも公道で営業していますが、Waymoは「タクシーの進化形」、は「都市交通システムの一部」という違いがる様です。
又、タクシーと言えば好きな場所から乗車して好きな場所で降車すという事が普通ですが、どうやらApollo Goはアプリ上の指定された乗車ポイントから、自分の行きたい場所の近くにある降車スポットで降車するそうです。それを体験している映像は日経の下の映像に有ります。👇
日本の相乗りタクシーの自動運転版の様で草。😱
【日本導入で現実的なのはWaymoだけ】
この2社を日本に当てはめると、答えはほぼ自動的に決まります。
Waymo型 → 導入「可能」
- 日本交通と提携済み
- 実証実験も開始
- 日本の道路交通法改正と親和性あり
・・・・・・👉 10年単位のスパンで見れば、十分に現実的なようです。
Apollo Go型 → 導入「ほぼ不可能」
- 行政主導モデルが日本と不整合
- 道路設計・信号制御の全面改修が必要
- データ主権・安全認証の問題
・・・・・・👉 制度・政治・社会構造すべてが壁
【結論:日本が遅れているのではなく、社会構造が違う】
日本が自動運転で遅れている理由は、技術力ではなく、日本は「人間中心社会」を前提に制度が作られている国ですが、中国は「社会構造を作り替えられる国」というこの違いが、Apollo Go と Waymo の分岐点になっています。
日本でタクシービジネスは、「まず安全」・「まず制度」・「まず合意」が求められる以上、中国型の爆速導入はほゞほゞ不可能な様な気がします。😱・・・・知らんけど(笑)
ついでに、自動運転タクシーWaymoの事を語っているテレ東BIZのURLを下に貼っているで暇だったら(笑)https://www.youtube.com/watch?v=e2xdpaoRY5c
