今回は「幻の「横須賀ナンバー」とは?」を書こうと思います。
とりま、みなさんも耳にしたことがあると思いますが、「ご当地ナンバー」とうナンバープレートがあり、これは自動車のナンバープレートに新たな地域名を表示できる制度のことです。
国土交通省が2006年=平成18年10月10日から始めた仕組みで、新しい自動車検査登録事務所を作らなくても、市町村単位で申請すれば独自の地名を掲げられるようになりました。
【ご当地ナンバーのルール】
実はご当地ナンバーには2つの基準があります。
- 地域名の基準・・・・ プレートに表示する名前の決め方になり、基本は漢字2文字ですが、例外でも4文字まで使用できますがローマ字はNG。
- 対象地域の基準・・・・そのナンバーを使える市町村の範囲を決めるもの。
つまり簡単に言えば「名前の付け方」と「どこで使えるか」を分けて考えるルールです。
【成功例→富士山ナンバー】
有名なのは「富士山ナンバー」です。2014年から交付され、静岡・山梨の10市町村で使えます。観光地らしいブランド戦略で大成功した例です。
【実現しなかった「幻の候補」】
一方で、話は出たけれど実現しなかった悲しい「幻のナンバー」もあります。・・・・・・それが、渡良瀬・秩父・浦和・館山・町田・鎌倉・横須賀・燕三条・雪国魚・軽井沢・佐久・東美濃・津・熊野・博多・・・・・名前だけ聞いてもなんだかワクワクするナンバーあります。
神奈川では「鎌倉ナンバー」と「横須賀ナンバー」が候補に挙がっていました。
【横須賀ナンバーが幻になった理由】
横須賀市はアンケートまで実施したのですが、結果はまさかの反対多数だった様です。・・・・残念(苦笑)
- 賛成 … 「横須賀が好きだから」、「街のアピールになる」
- 反対 … 「横浜ナンバーの方がかっこいい」、「今のままで困らない」
市長は「99%賛成だと思っていたのでショック」とコメントしたそうです。結局、導入は見送られ「幻」になってしまいました。
【軽井沢のちょっと特別なナンバー】
ちなみに、候補に名前が挙がっていた軽井沢町ですが、普通車は原則「長野ナンバー」なのですが、原付(125cc以下)やミニカー、小型特殊自動車には町オリジナルのナンバープレートがあります。そこには軽井沢のキャラクター「ルイザちゃん」が描かれていているそうですが、このルイザちゃん・・・何でも軽井沢の町獣のニホンリスをモチーフにしているそうです。
つまり「軽井沢ナンバー」の車は存在しませんが、原付バイクならちょっとした“ご当地気分”を楽しめるわけです。
【もし実現していたら…】
「横須賀ナンバー」、横須賀の「どぶいた」が好きな自分としては、アイテムとしては魅力的で、もし横浜を走っていたら「おっ!横須賀ジャン!」とすぐわかる存在感があったと思います。
下の画像は、市が当時用意していた幻のデザインイメージ。実際に交付されていたら、今ごろは街で見かけるたびに話題になっていたかもしれませんね。
・・・・・鎌倉ナンバーも京都っぽく魅力的?・・・知らんけど(笑)