今回は「キャッシュレス時代に「現金のみ!?」 個人タクシーが選ばれなくなる理由」を書こうと思います。
とりま、このブログに書きましたが、自分はとうの昔に個タクに魅力を感じなくて個タクになるのを止めた人間ですが(笑)個タクの事を書きます。(苦笑)
東京では、いまやタクシーの約97%がキャッシュレス決済に対応しています。
乗る側にしてみれば、タクシーでカードを使えるのは 当たり前 にな、財布を出さず、スマホ一つでサッっと降りられる。これはもう「便利だから」ではなく、「前提条件」です。(笑)
ところが、そんな中でまだ存在するのが、「現金のみ」の個人タクシーで、乗ってから「カードはできません」と告げられると・・・・・ネ。
利用者からすれば、正直、今の時代にどうなん?って感じます。(苦笑)
もちろん「理由」があるのは分かります。ですが、その理由は本当に乗客に納得されるものなのなんのでしょうか?
少し考えてみましょう。(苦笑)
【カード手数料が高い? それは分かるけど・・・・】
個人タクシーの方がよく言う理由は、だいたい次のひとつです。
「カード手数料を払うと収入が減る」・・・・ 確かに、決済手数料は売上の数%程度で、一人で経営している個人タクシーにとっては、負担に感じるのも理解できます。
しかし、ここで一つ以下の現実があります。
- 個人タクシーの多くは売上が1,000万円未満 → 消費税は免税
- でも料金にはきっちり 消費税相当が上乗せ されている
つまり、消費税を「預かっているけど納付そていない」ケースが普通に起きています。(笑)・・・・・
所謂、 益税 というやつです。
それなのに、「手数料の負担は嫌なんです」と言われると、乗客からすれば・・・・「いやイや、そこは負担しようよ」となるわけです。(苦笑)
【乗車後に「現金のみ」は契約の後出しジャンケンです】
一番問題なのはここです。
1:タクシーは乗った瞬間に 運送契約成立
2:支払方法も契約の一部
3;よって 先に説明する義務がある
- 料金
- 支払い方法( 現金 / カード / QR 等 )
は、契約条件 に当たります。
つまり、乗車後に「カード使えません」と言う= 契約内容の後出し変更であり、旅客運送の提供者側=個タクが不利変更している形になります。
走り出してから「カード使えません」は、後出し条件なのでこれはもう 不誠実 の一言に尽きます。
本来は、
- 車外に「現金のみ」ステッカーを貼る
- 乗車時に「当車は現金決済のみですがよろしいですか?」と確認する
これが プロとしての筋 です。
【キャッシュレス非対応は節約ではなく「機会損失」(苦笑)】
そして、もっと本質的な問題があります。
今の利用者はこう思っている様で、「カードが使えないタクシーは乗らない」・・・特に東京では――
1:出張客
2:インバウンド
3:経費精算する会社員
4:雨・夜・荷物多い人
こういう層は確実にキャッシュレス前提 です。つまり個タクは手数料を惜しんで、客を逃している事になります。
節約ではなく、「自分で売上チャンスを減らしている」 ということになります。
【結論:現金のみの個人タクシーは説明が必要】
別に「現金だけの営業は間違い」とは言いませんし、経営の考え方は人それぞれだからです。
しかし、選ばれるタクシーになるためには、
- 先に説明する
- 利用者に選択の余地を与える
この 最低限の誠意 が必要だと思います。
乗車後の「カード使えません」は、もう 時代に合わない のです。
締め
タクシーは「ただ走れればいい」仕事ではなく、利用者にとって 気持ちよく乗れるかどうか が、最後に効いてくる世界です。
現座は便利さが価値になる時代なので、その価値から降りるのか?、乗り続けるのか?。
それを決めるのは、個人タクシードライバーの一人ひとりです。👌

