ジャパンタクシーのジ後部座席の窓はなぜ開かないのか問題

タクシーの話題

今回は「ジャパンタクシーのジ後部座席の窓はなぜ開かないのか問題」を書こうと思います。

とりま、ジャパンタクシーに関して、改めて気になった点があります。・・・・
それは「運転席後部の後部座席の窓が開かない=はめ殺し」になっている事です。

ジャパンタクシー自体は、すでに何度も利用していますし、今さら驚く仕様ではありません。(笑)
しかし、乗るたびに感じるのは「不便さ」よりも、どこか拭えない心理的な落ち着かなさが有り、天下のトヨタが利用者が不便を感じる事は先刻分っていたはずなのに、敢えて開閉が出来ない「はめ殺し窓」を選んだ理由がサッパリ分かりません。(笑)

【換気性能は十分、それでも人は窓を開けたがる】

トヨタのジャパンタクシ―のパンフレッドを見ても事業者の説明を整理して考えると、ジャパンタクシーは
  ・天井換気
  ・エアコン循環
  ・車内気流の最適化
といった点で、従来車より換気性能は高いとされています。

つまり、「空気が悪いから窓を開けたい」という実利的な理由はトヨタ的には、技術的にはすでに解消されているはずです。

それでも乗客は、無意識のうちに窓に手を伸ばします。・・・・この行動は、換気のためというより「安心したい」という感情に近いものだと感じます。

【窓を開ける行為がもたらす「心理的コントロール」】

窓を開けるという行為には、実用以上の意味があります。それは前のニオイが残っている・自分が気分が悪い・酒、香水,体臭がこもる感じ・空気が動いていない心理的不快感、などを解消するため

・自分で空気を入れ替えられる
・閉じ込められていないと感じられる
・何かあればすぐ外とつながれる

こうした感覚は、パンフレットに記載されている数値化された換気性能とは別次元の「心理的安心」です。

特にタクシーは
・見知らぬ運転手
・密閉された空間
・目的地まで主導権を預ける構造
という条件が重なります。だからこそ、「窓を少し開けられる」という選択肢そのものが、安心材料になるのです。

【合理性優先の設計が生んだ小さなズレ】

ジャパンタクシーは、
 ・バリアフリー
 ・ユニバーサルデザイン
 ・高齢者や車椅子利用者への配慮
を最優先に設計された車両です。

その結果、「安全性・構造・コスト・整備性」といった合理性が積み重なり、後部座席の窓は開かない仕様になった様だと思います。

設計としては正解でも、「人の感覚に対しては必ずしも最適解ではない。」といった、このズレが、乗客の中に小さな違和感を残します。

【機能が満たされても、安心は自動ではついてこない】
換気性能が十分でも、又安全基準を満たしていても、人は「自分で選べる選択余地」を失うと不安になります。

ジャパンタクシーの後部座席の窓が開かない問題は、単なる設備の話ではなく、「移動サービスにおける心理設計」の課題を象徴しているように思えます。

合理性と安心感は、必ずしも同じ方向を向くとは限らずその事を、この小さな窓は静かに教えてくれます。

【纏めると】

ジャパンタクシーは自分は今までかなり「車椅子乗降問題」ディスって来てなんですが、間違いなく時代に合わせた優れた車両です。ただ、乗客が求めるのは「空気の清浄さ」だけではなく、「乗車感覚として安心して乗っていられるという感覚」でもあります。

窓が開くかどうか問題は、それはスライド側の窓は開閉できるので些細な仕様の違いですが、人の心理にとっては、意外と大きな意味を持っているのかもしれません。

1回当たりの乗車人数はアバウトで1.5人位なので、2回に1回位ははめ殺し窓側に人は座ります。そんな人が「気分が悪く外の空気を吸いたい」と思っても、トヨタの言う換気は出来ていても・・・・窓は開きません(苦笑)。😱