今回は「軽タクシーがEVしか存在しない理由」を書こうと思います。
とりま、日本の道路事情に合う軽自動車のタクシーをほとんど見かけません。なぜ、軽自動車のタクシーが存在しないのでしょうか?
日産の軽のEVのサクラは 京都府タクシー協会に加盟するMK、都タクシー株式会社、京第一交通で軽電気自動車(EV)「日産サクラ」が京都府内で運用するタクシーに採用されたと発表しました。同タクシー会社3社では、「日産サクラ」を軽EVタクシーとして2022年11月16日(水)より運行を開始した事はこのブログでも書いた記憶が有ります。
関東では、2024年2月22日に小田急グループの箱根モビリティーグループが神川県初となる軽EVタクシーのサクラの運行を開始したそうです。因みに、東京でサクラを導入した事はパトロールしていても確認できませんでした。🤷♀️
何故軽自動車のタクシーはEVしかないのでしょう????
【構造問題・・・ドア開口と乗降性】
タクシーは高齢者や荷物の多い乗客も想定します。そのため、後席ドアの開口寸法や乗り降り姿勢も重要です。
エンジン軽では車体構造の自由度が低く、「乗れなくはないが、楽でもない」状態になりがちですが、EVは床が低く、設計の融通が利くため、タクシー用途に最低限必要な乗降性を確保しやすいので、でも差が出ます。
【ここが重要・・・・エンジン軽は禁止ではない】
誤解されがちですが、エンジン軽タクシーが法律で禁止されているわけではありません。
ただし現実には、
- 後席スペース
- 乗降性
- 実用空間
これらを同時に満たせるエンジン軽が存在しないので、結果として、
👉 審査を通過できたのがEV軽だけ
という、極めて実務的な結論になっています。
【もう一つの問題・・・・EVでも避けられない航続距離】
ここで話は終わりません。(苦笑)
EV軽タクシーには、別の大きな弱点があります。
それが航続距離です。
軽EVのカタログ航続距離は、おおむね 180〜200km前後の様です。しかしタクシー用途では、
- エアコン常時使用
- 信号待ち・低速走行
- 夏冬の電費悪化
を考えると、ハイブリッドのトヨタのジャパンタタクシーの航続距離は1回の給油(充填)で約700km~800km以上走行可能無そうなので全くEVはタクシーには無理ゲーで草。
タクシーは走る人で1日300Km以上、全く走らない人でも1日150Kmは走ります。
なので、軽EVタクシーは抑々「1日フル稼働」を前提とした車ではない様です。
【航続距離を含めると見えると・・・・軽EVは詰み構造】
整理するとこうなります。
- エンジン軽:
構造・保安基準を満たせない - 軽EV:
構造基準は満たせるが、航続距離に余裕がない
結果として、これは技術革新でも、理想的な進化でも無く制度と現実の隙間に生まれた、妥協の産物です。
【結論・・・・軽EVタクシーは「限定条件付きの現実解」
軽EVタクシーが成立するのは、
- 都市部
- 短距離中心
- 流しを行わない配車アプリ前提
- 充電拠点が確保できる
こうした条件が揃った場合のみ軽EVは可能で、地方や長距離、流し営業では、最初から選択肢になりません。(苦笑)
軽自動車タクシーがEVしか存在しない理由は、「環境」でも「未来」でもなく構造・制度・運用の現実がそうさせた様です。
この視点で見ると、軽EVタクシーは無理ゲーの様です。(苦笑)😱😱


