今回は「町営タクシーって言うけど、本当にタクシー?」を書こうと思います。
とりま、タクシー界隈を彷徨っていると昨日、「佐賀・江北町が4月から「町営タクシー」運行開始 高齢者の足確保」って言う記見つけました。
前記した江北町で始まる「町営タクシー」という言葉を聞くと、多くの人は一般的なタクシーを思い浮かべるのではないでしょうか?。
しかし実態を見ていくと、その姿は私たちが知っているタクシーとは少し違っています。むしろバスに近い性格を持ちながら、あえてタクシーと名乗っている様に感じます。
記事を読むと、運転免許を持たない、または持っていても自家用車がない町内の65歳以上の高齢者が利用できて料金は1回100円だそうです。地方の公共交通網が細る中、町自身が運行者となり、高齢者の足を確保する事が目的の様です。
4月から運行するタクシーは2台だそうで、時間は平日が午前9時~午後4時、土曜は午前9時~正午。日曜・祝日や年末年始は休みだそうです。
又、1回100円の利用料はチケット制で、町営タクシーは一般的なタクシーと違い、「自家用車による無償運送」という形を取っていて、ガソリン代などの実費という扱いになる。1人で月8回まで利用できるそうです。
全した様に江北町で始まる「町営タクシー」という言葉を聞くと、多くの人は一般的なタクシーを思い浮かべるのではないでしょうか?。
しかし実態を見ていくと、その姿は私たちが知っているタクシーとは少し違っています。むしろバスに近い性格を持ちながら、あえて町営タクシーと名乗っています。
このズレこそが、いまの地域交通の難しさを表している様に感じます。
余談ですが、この佐賀県江北町はただの町ではなく、日本では、地方自治法に基づいて
- て、その
- 市町村
の2層で地方自治体が構成されていて、その市町村の町なのでれっきとした地方自治体になります。
【町営タクシーはタクシーとは何か?】
まず前提として、一般的なタクシーは利用者ごとに契約する「個別輸送」、乗る人ごとに目的地があり、その都度運賃が決まる仕組=1車1契約みです。
これは道路運送法の中でも「一般乗用旅客自動車運送事業」として位置付けられています。
一方で、江北町の町営タクシーは、予約制で複数人が同時に乗ることを前提としています。ルートやエリアもある程度決まっており、性格としては「乗り合い」に近いものです。つまり、見た目はタクシーでも中身はバスに近いという事です。ここに最初のギャップがあります。
【なぜタクシーと呼ぶのか】
ではなぜ、実態が乗り合いに近いにもかかわらず「タクシー」と呼ぶのでしょうか?。
理由の一つは利用者側の理解のしやすさです。「乗り合い交通」や「デマンド交通」と言われてもピンとこない人でも、「タクシー」と言えば直感的に利用イメージが湧きます。
もう一つは制度上の柔軟性です。乗り合い運送は本来、厳格な許可が必要で具体的は道路運送法の「一般乗合旅客自動車運送事業の許可」が必要で、要するに「バス事業をやるための許可」が必要になりま許可取得ランクは上がります。
実際には道路運送法に基づく「乗合(バス系)」や「自家用有償旅客運送」といった枠組みで運用されることが多い様で、地域の状況に応じて使い分けられています。
タクシー会社に運行を委ねるケースも多いため、実態と制度のあいだを埋める形で今回の様に町営タクシーという呼び方が使われている様です。
【名前と中身がズレる時代】
こうしたズレは江北町に限った話ではありません。全国的にバス路線の縮小が進む中で、従来の分類では説明しきれない交通サービスが増えています。
都市部ではアプリによる相乗りが広がり、地方では予約型の乗り合い交通が増える。どちらも「タクシー」と呼ばれることがありますが、その中身は大きく異なります。名称は同じでも、役割はまったく違うのです。
【これは交通の“進化”なのか】
町営タクシーを新しいサービスと見るか、それともバス路線の縮小の結果と見るか 縮小の結果と見るかで評価は分かれます。
ただ一つ言えるのは、従来の「バスかタクシーか」という二択が崩れつつあるということの様です。
江北町の取り組みは、その中間にある現実的な解答の一つでしょう。完全な自由運行でもなく、固定路線でもない。そのあいだにある仕組みが、いま求められているのかもしれません。
町営タクシーは名前だけを見ると従来のタクシーの延長のように見えますが、実際には乗り合い交通に近い存在です。
この「名前と中身のズレ」は、単なる言葉の問題ではなく、地域交通が大きく変わりつつある証でも利用です。
タクシーなのか、バスなのか・・・・その問い自体が、すでに時代に合わなくなっているのかもしれませんネ。・・・・知らんけど(笑)
