今回は「座って安心?いや座って不安?(笑)・・・・・・LUUPの電動シートボードという新たな乗り物」を書こうと思います。
とりま、ブリグでも散々悪態をついている(笑)電動キックボードのLUUPですが、有ろう事か11月18日から横浜・みなとみらいエリア内に電動シートボードを100台導入したそうで、車両台数は順次拡大する予定だそうです。(苦笑)
サービス開始日に行われた記者会見でも、多くの記者から社長に対し、安全対策について多くの質問が有ったそうで、歩道での高速走行など、電動シートボードの危険走行をどう防ぐかという問いに対して、アプリ内で実施する交通ルールテストと、11月7日から開始した警察との連携によるペナルティ強化で対応したいと回答したそうです。
って事は、電動キックボードがLUUP の交通法規を守っていないって事は、日々運転するタクシー乗務員以外の方も知っていた?(苦笑)
という事は、電動キックボードで散々「危ない」、「無法地帯」と批判されてきたLUUPが、今度は座席付きの「電動シートボード」を投入してきました。どうやら「安定性」と「安全性」をアピールしたいようですが、交通ルールテストと「努力義務」のヘルメットで本当に安全になるのでしょうか?。タクシー乗務員の目から見れば、むしろ新たな不安材料にしか見えないのが正直なところです。
【新しい乗り物の顔ぶれ】
今回、LUUPが打ち出した「電動シートボード」は、座席とカゴ付きで「自転車じゃないですよ‐〜」と強調するデザイン。前輪を大きくして安定性を高めたそうですが、結局は特定小型原付です。つまりは車道を走る義務があるわけで、本来、歩道をスイスイ走る夢は見られません。利用者がそのルールを守るかどうかは・・・・まあ、過去のニュースや実績を見ればお察しです。(苦笑)
【交通ルールテストという名の免罪符】
今回はアプリ内で交通ルールテストを全問正解しないと乗れない仕組みだそうです。聞こえは立派ですが、テストに合格した瞬間から安全運転になるなら、世の中の交通違反はゼロになっているはず。机上の安全策を「実効性ある」と言い張るのは、まるで「交通安全のおまじないの様です」。現場で見ていると、信号無視や逆走はテストの点数では全く防げません。(苦笑)
【ヘルメットは「努力」で守れますか?】
ヘルメット着用は依然として努力義務。LUUPはオリジナルヘルメットを販売しているそうですが、努力義務=「やらなくてもいい」と解釈する人が大半で、事故った時に「努力しました」と言えますか?・・・・そこが最大の皮肉です。
【タクシー運転手から見た現実】
車道で隣を走るのは、シート付きだろうが立ち乗りだろうが、結局は小型の原付っす。安全策が「テスト」と「努力」では、日常運転をする人の不安は増すばかりで、むしろ「座って乗れるから安心」と思い込んだ利用者が、さらに大胆な走行をする未来が見えてしまいます。
【座っても不安は座りっぱなし】
LUUPの試みは面白いのですが、交通安全の本質は「ルールを守るかどうか」で、座席を付けても、テストをしても、ヘルメットを「努力義務」しても、結局は利用者次第です。タクシー乗務員としては「座って安心」より「座って不安」の方がしっくりきます。(笑)😱


