今回は「ソフトメーター導入から早1年🙂」を書こうと思います。
とりま、1年前のブログに2025年にソフトメーターが導入されるっていう記事を書きました。
ソフトメーターを一言で言うと、「GPSで走行距離を測る、次世代型のタクシーメーター」です。🛰️🚕・・・・・要は、従来の機械式のハードメーターが「車輪の回転」を頼りにしていたのに対して、ソフトメーターは「空からの俯瞰視点」で距離を測るって感じで、まるで、空を飛ぶカラスが道のりを見守ってるようなイメージです。
タクシーは、必ず年に一度は、タクシーメーターの検査を受けなければならなく、走行距離に対して、正しく料金請求がされているか検査するところで当該検査を行います。
なので、従来のタクシーメーターにはメーター検査というものが有り、前述の様に車輪を空転させ規格数値内に収まっているのかを検査し、検査後はメーターの開けて不正改造を行うとすぐ分かる封印がされています。😱
タクシー業界で「次世代メーター」とされるソフトメーターです。制度として既に認定され、運用可能となってから約1年が経過しました。しかし実際には、その普及は決して急激ではない様です。現在、実用段階で流通しているのはわずか2種類程度で、多様性や選択肢の広がりにはまだ時間がかかりそうです。又、ソフトメーターは「GPS+車速パルス」というハイブリッド方式へと進化し、精度と信頼性の面で着実な前進を見せている様です。
【ソフトメーター導入から1年・・・・制度は整ったが普及はこれから】
ソフトメーターとは、従来のタイヤ回転数や車速パルス=(車がどれくらいの速さで走っているかを測るために、車のタイヤや車軸の回転数をもとに発生する電気の点滅信号)に頼る機械式メーターとは異なり、GPSと地図データを使って走行距離を算出する「ソフトウェア式」のタクシーメーターです。
制度として認定され、正式に運賃収受装置として扱われるようになってから約1年が経過しました。それに伴い、「従来型メーターに代わる存在」として期待されてきたのです。
しかし、この1年を通して振り返ると、普及は必ずしも急速とは言えません。主な理由は二つあります。まず、「メーター」という装置に求められる極めて高い信頼性。次に、事業者側の導入判断の慎重さです。「誤差を許さない装置」である以上、システム設計、制度面、検査体制のすべてが整わなければ、一気に広まることは難しい状況の様です。
【GPS頼みではない、「ハイブリッド式」への進化】
この1年で最も大きな進展は、ソフトメーターが「純粋なGPS式」ではなく、「GPS+車速パルス」のハイブリッド方式へと進化したことです。
GPSだけでは、都市部のビル街、高架下、トンネルなどで受信が不安定になる可能性があり、タクシーでの運賃計算には不安が残ります。
そこで登場したのが、従来型の車両の速度パルスとGPSを併用して互いに補完しあう設計です。これにより、制度側も「一定の信頼性が担保できる」と判断し、ようやく正式な計測方法として受け入れられたのです。
つまり、ソフトメーターとは言っても、実質は「GPS+車速パルス」の複合型って事になる様です。これこそが、この1年での大きなポイントだといえます。
【それでも市場に出ているのは実質2種類・・・・なぜ増えないのか】
制度化から1年が経った現在ですが、実際に現場で採用されているソフトメーターは「2種類程度」にとどまっています。1つ目は「二葉のR9-6」で、これは国土交通省のソフトメーター認定を最初から目指して開発された機種になり、もう1つは⽮崎エナジーシステム株式会社のタクシーメーターの「アロフレンド 27(LT27)」をベースとしてファームウェアを書き換えたソフトメーター「LT27S」の2種類になります。
この1年てたってもまだ2種類・・・・これが今のもっとも象徴的な現実です。
その背景には、次のような事情があります。
- 走行距離の算出ロジックの精緻化
- 装置の耐久性や改ざん防止構造の確保
- 地図データの更新体制、ソフトウェアの管理
- 検定制度への適合、法令対応
といった「メーターとしての品質要件」が非常に厳しいことが根底になる様な気がします。
つまり、参入へのハードルが高く、簡単には多数のメーカーが参入できないのです。言い換えれば、現在市場に出回っている2種類は、かなりの審査と実証をクリアした選ばれた機器である、とも言えるでしょう。
【2種類のソフトメーター、どこが違うのか】
名称をあえて具体的に記す代わりに、両者の特徴の違いは大きく次のように整理できます。
①「スマホアプリ型」か「専用端末型」か
前者は導入コストが比較的低く、拡張性が高い一方、後者は安定性・堅牢性で優位に立つ傾向があります。
②地図・GPSの補正アルゴリズムの違い
ハイブリッド方式であっても、距離推定のロジックはそれぞれの開発元で異なります。その差が、機器の特性や運用適性に影響を与えています。これは、配車アプルごとにルートや距離に差が有る事と同じです。(苦笑)
つまり、「どのような用途・条件で使うか」によって、適したソフトメーターは変わる、ということです。
【この1年で見えた業界の本音と、今後の行方】
ソフトメーターは、制度上の選択肢としては整備されました。しかし、一部の事業者からは「結局、従来のハードメーターと同等の信頼性がなければ導入は難しい」といった声もある事は十実の様です。
一方で、アプリ連携、キャッシュレス決済、乗車の予約や配車システムとの結びつき、あるいは動的運賃=ダイナミックプライシングといった、「ソフトメーターだからこそ可能になる付加価値」への期待も徐々に高まっている様です。
今後注目すべきポイントは以下の3つ位です。
- 認定機器の種類が増えるか?
- 精度検証の透明性が今より高まるか?
- 事業者側がメリットを実感できる運用が広がるか?
この3点がそろえば、ソフトメーターの普及は加速するでしょう。・・・・知らんけど(笑)
【ソフトメーターは未だ夜明け前・・・・本格普及のカギはこれから】
制度としての枠組みは整い、ハイブリッド化によって精度も向上している様です。しかし現時点で選べるのはまだ2種類。これが現状のリアルです。
今はまだ「夜明け前」の静けさですが、確実に将来的には明るくなりつつある様です。次の1年で機器の選択肢が増え、普及フェーズへと移行するのか?・・・・・。タクシー業界にとって、ソフトメーターは重要な分岐点になることでしょうか?。
画像は、フタバのソフトタクシーメーターのタクシーメーターR9-6です。
自分は、ソフトメーターというのでアイパッドの様な物を想像していたので草
😱🤷♀️🚕
このタクシーメーターを使っているタクシー会社は・・・・ソフトメーターを使っています。

