なぜタクシーは「運転手」ではなく「運転者」と呼ぶべきなのか?

タクシーの話題

今回は「なぜタクシーは「運転手」ではなく「運転者」と呼ぶべきなのか?」を書こうと思います。

とりま、メディアなどでタクシーの乗務員に事を「運転手」と表現しています。又、ニュースや日常会話で、タクシーに乗れば自然と「運転手さん」という言葉が出てきます。
一方、法律や行政文書では一貫して「運転者」という表現が使われています。この違いを意識したことはあるでしょうか?。今回の記事では、なぜタクシーは「運転手」ではなく「運転者」と呼ぶ方が適切なのかを考えてみたいと思います。🤷‍♀️

【法令で使われるのは一貫して「運転者」】

まず前提として、日本の法令では「運転手」という言葉は先ず登場しません。道路交通法や道路運送法では、車両を運転する主体はすべて「運転者」と定義されています。
これはタクシーであっても、自家用車であっても同じです。法令上は、職業か否かに関係なく、判断と責任を負って運転する主体が「運転者」なのです。

【「運転手」は職業語・慣用語】

一方、「運転手」は日常語です。
「タクシー運転手」や「バス運転手」という言い回しからも分かる通り、職業として運転する人を指すニュアンスが強い言葉です。
問題は、この言葉が本来の意味を超えて、「ただ運転していた人」という使われ方まで広がっている点にあります。

【事故報道で起きている言葉のズレ】
事故報道では、「自分の車を運転していた運転手が・・・・」という表現をよく見かけます。しかし、この人物が職業運転手とは限らない場合も多いはずです。

本来ここで指しているのは「運転行為の主体」で、正確には「運転者」です。それでも「運転手」が使われるのは、分かりやすさや口語的な自然さが優先されているからの様です。

【言葉が役割を矮小化する】

「運転手」という言葉は、どうしても・指示された業務をこなす人・現場作業を担う末端という印象を伴いやすい表現です。

一方で、タクシーの仕事は、単にハンドルを握るだけではなく、安全判断、法令遵守、乗客対応、責任の所在のこれらをすべて背負っているのが運転する本人です。
その意味では、「運転者」という言葉の方が実態に近いと言える様な気がします。

【行政が「誇り」や「エッセンシャル」を強調する理由】

近年、国交省などがタクシーや物流を「エッセンシャルワーカー」・「誇り高い職業」(苦笑)と強調する背景には、こうした言葉のズレもあります。

長年「運転手」という役割語で語られてきた結果、仕事の責任や専門性が過小評価されてきて、その補正として、あえて法令用語・主体語である「運転者」を前面に出しているとも読めます。

【纏めると】

法令上、タクシーは一貫して「運転手」ではなく「運転者」
「運転手」は日常語・職業語に過ぎない
言葉の選び方は、仕事の価値認識に直結す

タクシーを語るとき、「運転手」という言葉を無意識に使っていないか。一度立ち止まって、責任主体としての「運転」でではなく「運転者」という視点で見直すことが、業界を見る目を変える第一歩かもしれませんネ。・・・・知らんけど(笑)

ですが、「運転手さん。○○迄お願いします」は口語的には至って普通で草😱🤷‍♀️👌

タクシーのスーパーサインの後ろにあるのは「運転者証」ではなく「乗務員者証」でワケワカメ(笑)