今回は「「武三」の『三』は三鷹ではない」をかこぅと思います。
とりま、タクシー業界界隈の住人なら、「東京特別区・武三」と言う言葉は聞いた事が有ると思います。
東京特別区は東京23区、武三地区は武蔵野市、三鷹市だと思っている人が99%位ではないでしょうか?…知らんけど(笑)
現場では当たり前のように使われていますが、その意味を正確に説明できる人は多くありません。とくに誤解されやすいのが、「武三」の「三」は三鷹市の“三”なのか、という点です。結論から言えば、これは本来の意味では誤りです。
【「三」の正体は三多摩】
では、この「三」とは何なのか。答えは「三多摩(さんたま)」です。かつて東京のうち、東京都区部(いわゆる23区)以外のエリアは、まとめて三多摩地域と呼ばれていました。これは北多摩・南多摩・西多摩という3つの地域区分から成る広い範囲を指す言葉で、現在の多摩地域全体にほぼ相当し、タクシーの営業区域も今でも北多摩・南多摩・西多摩地区に分かれいます。
【なぜ三鷹の「三」と誤解されるのか】
それにもかかわらず、現在のタクシー業界では「武三=武蔵野市と三鷹市」という理解が広まっています。これは実務の中で意味が収束した結果と考えられます。タクシーの営業や配車では、広すぎる区分よりも具体的な地名のほうが扱い易いので、23区に隣接し需要の多い武蔵野市と三鷹市が代表的なエリアとして定着していったのです。
【語源と現場用法のズレを理解する】
整理すると、「武三」の「三」は本来、三鷹ではなく三多摩を指す言葉でした。しかし現場では武蔵野市と三鷹市を意味する実務用語として使われています。
このように「語源」と「現在の使われ方」がズレている点をおかしくて、何気なく使っている言葉にも歴史があります。🤷♀️
