今回は「アプリ配車が増えるほどタクシーがつかまらない?東京で起きている逆転現象」を書こうと思います。
とりま、最近、横浜では特定の時間を除くとタクシーが捕まらいという声は乗客から聞く事が有ります。
東京でもよく聞くのが「タクシーがつかまらない」という話です。
特に雨の日や夜の繁華街では、空車表示のタクシーが走っているのに止まってくれない、そんな経験をした人も多いのではないでしょうか?。
ところがスマートフォンの配車アプリを開くと、意外と簡単にタクシーが呼べたりしますって事です。
つまり、タクシーが極端に減ったわけではないのに、街ではつかまらない。少し不思議な状況です。実はこれ、東京だけの話ではなく、世界の大都市でも起きている「アプリ時代のタクシー現象」と言われるものなのだそうです。
【流し営業の都市だった東京】
そもそも東京は、世界でも珍しい「流し営業が成立する都市」と言われてきました。
流し営業というのはご存じの様に、タクシーが街中を走りながら乗客を探し、手を挙げた人をその場で乗せる営業のことです。駅前や繁華街では比較的簡単にタクシーがつかまり、終電後の移動手段としても当たり前の存在でした。
海外から来た人が「東京はタクシーが捕まえやすい」と驚くこともよくあったくらいだそうです。
【アプリ配車が変えたドライバーの行動】
ところが最近は様子が変わってきました。大きなきっかけは配車アプリの普及です。
日本ではGOやウーバーなどのアプリが広く使われるようになり、タクシーの呼び方そのものが変わってきました。ドライバーの側から見ると、アプリ配車はとても効率が良いのです。乗客の場所が最初から分かっているので、空車のまま目を皿のようにして街を走り回る必要がありません草。
結果として結構多くの乗務員が流し営業よりもアプリ配車を優先するようになりました。
【街で拾えるタクシーが減るという逆転】
ここで起きるのが、ちょっと皮肉な現象です。アプリ配車が増えると、タクシーは「アプリで呼ばれて迎えに行く営業」が中心になります。すると街中を流しているタクシーの数が減ります。
タクシーの総数はそれほど変わらなくても、路上で拾えるタクシーはアプリ配車により少なくなるわけです。
利用者からすると「タクシーがいない」と感じる場面が増えることになります。空車表示が迎車表示になり手を挙げても当然止まりません。あれはアプリの迎車に向かっている途中というケースで草。
【世界の都市でも起きている】
実はこの現象、東京だけでは無いようです。ニューヨークなどでも配車サービスが広がる中で同じような変化が起きているそうです。
配車サービスが増えると、車は客を迎えに行くために街を移動する時間が増えます。その結果、交通量が増えたり、街中で拾えるタクシーが減ったりするという指摘が出てきました。便利なサービスが広がることで、都市交通の姿そのものが少しずつ変わってきているわけです。
【東京では制度の影響もある】
東京の場合、この問題をさらに複雑にしているのが制度です。日本のタクシーは運賃も台数も行政の管理の下にあり、完全な自由市場ではありません。特に東京のタクシー営業区域は「準特定地域」と呼ばれる制度の対象で、車両数を簡単に増やすことができません。需要が増えてもすぐにタクシーを増やせないため、アプリ配車が増えると流し営業が減り、街ではつかまりにくくなるという構造が生まれやすいのです。
【これからの都市交通】
スマートフォンでタクシーを呼べる便利さは、多くの人にとって歓迎すべきものです。
ただその一方で、東京が長く持っていた「街で直ぐにタクシーが拾える都市」という特徴は少しずつ変わり始めています。
配車アプリの普及によって、タクシーは流しの交通手段からオンデマンド型の交通へと姿を変えつつあります。😱これからは、こうした変化を前提に、台数規制や運賃制度をどう考えるのかが大きな課題になりそうです。
因みに、東京の運賃改定は2025年6月の要請開始から約7カ月で消費者委員会公共料金等専門調査会での3回の審議を経て、26年2月24日に同委員会本会議でようやく了承された様です。
改定内容は
・運賃運賃形態: 初乗りは500円のまま、1kmに短縮加算運賃 100円の適用距離が
・255mから232mへ短縮
・時間分加算: 100円の適用が1分35秒から1分25秒へ短縮
だそうで、後は閣議決定を経て実施日が決まります。
・・・・一足先に自分が勤務する京浜交通圏と東京の多摩交通圏は、共に1㎞:500円・京浜交通圏は214m:100円、多摩地区は211ⅿ:100円と、3月16日から運賃が変わります。
値上げ率では、東京特別区・武三地区で10.14%、京浜交通圏で11.03%、多摩地区で10.38%だそうです。
