今回は「同じタクシーでも制度はバラバラ?和歌山と島しょ地域の運賃制度の地域差」を書こうと思います。
とりま、タクシー運賃といえば、「初乗り〇円」、「加算運賃は〇mごとに加算」といった仕組みを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし実は、その運賃の決まり方は全国で統一されているわけではありません。
日本のタクシー制度では、地域ごとに運賃制度が決められていて、場所によって仕組みがかなり違います。
中でも少し珍しいと言われるのが、和歌山地区の「上限運賃のみ」という制度と、以前ブログにも書いた島しょ地域の細かい運賃区分です。さらに、初乗り距離も地域によってかなり違います。
【タクシー運賃は地域ごとに決まる】
【タクシー運賃は地域ごとに決まる】
日本のタクシー運賃は完全な自由料金ではなく、行政の認可によって決められてい絵う許認可運賃になります。実際の認可は地方運輸局が行っていて、地域ごとに基準が設定されています。
そのため日本のタクシーは全国一律の料金ではなく、「交通圏」と呼ばれる地域単位で運賃が決められています。都市部、地方都市、観光地、離島など、それぞれの交通事情に合わせて制度が作られているのが特徴です。
【多くの地域は運賃幅制度】
全国の多くの地域では「運賃幅制度」と呼ばれる仕組みが採用されています。これは上限運賃と下限運賃の両方を設定し、その範囲内でタクシー会社が料金を決める制度です。
制度上は会社ごとに料金が違うことも可能ですが、実際にはほとんどの会社が上限運賃を採用しています。そのため利用者から見ると、会社が違ってどのタクシーに乗っても料金の差はほとんどありません。
【和歌山は上限運賃のみ】
ところが和歌山地区では、この仕組みが少し違います。和歌山では「上限運賃のみ」が設定されていて、下限運賃がありません。つまり制度としては、「この金額より高くしてはいけない」という基準だけが決められている形になります。
理論上は上限より安い運賃を設定することも可能ですが、実際には多くのタクシー会社が上限運賃と同じ料金を採用しています。そのため利用者から見ると他の地域と大きな違いはありませんが、制度として見ると上限運賃・下限運賃を設定しぃる他の地域と違って、全国でもやや珍しい仕組みと言われています。
【初乗り距離も地域で違う】
さらに面白いのが、初乗り距離の違いです。タクシーの初乗りといえば「〇円」という料金に注目しがちですが、実際にはその料金で乗れる距離も地域ごとに異なります。
都市部では短距離利用が多いため、初乗り距離は比較的短く設定されています。一方で地方では移動距離が長くなりやすいため、初乗り距離が長めに設定されることのっほが多い様に思います。
つまり、同じ初乗り料金でも「どこまで乗れるか」は地域によってかなり違うわけです。こうした違いも、タクシー運賃制度の地域性を表している部分と言えるでしょう。
【島しょ地域はさらに特殊】
もう一つ興味深いのが、離島のタクシー制度です。
例えば東京都の島しょ地域である伊豆諸島や小笠原諸島では、島ごとに交通事情が大きく異なります。
観光客が多い島もあれば、人口が少ない島もあり、道路の距離や地形も大きく違います。そのため本土のように一つの料金制度では対応できないことがあります。
このため島しょ地域では、島ごとに運賃区分が設定されるなど細かな制度が作られてきました。過去には十数区分に分かれていた例もあり、日本のタクシー制度の中でもかなり特殊なケースと言われています。
【地域によって制度は大きく違う】
こうして見ると、日本のタクシー運賃制度は一見シンプルに見えて、実は地域ごとにかなり違いがあります。都市部では運賃幅制度、地方の和歌山ではでは上限のみの制度、そして離島ではさらに細かな区分が存在することもあります。
普段タクシーを利用する際にはあまり意識しない部分ですが、制度の仕組みを見てみると、その地域の交通事情や行政の考え方が見えてきます。
和歌山の「上限運賃のみ」の制度や、島しょ地域の細かな運賃区分は、そんな日本の交通制度の多様さを感じさせる例と言えるでしょう。
【身近な交通にも意外な違いがある】
鉄道やバスの制度はよく話題になりますが、タクシーの制度はあまり知られていません。しかし実際には、地域ごとにかなり違う仕組みが存在しています。
同じ「タクシー」という乗り物でも、制度の作り方は地域ごとにバラバラです。そうした視点で見てみて見ると、普段何気なく利用しているタクシーも、少し違った面白さが見えてくるかもしれません。😊

