今回は「なぜ武蔵野市と三鷹市は23区と同じタクシー営業区域なのか」を書こうと思います。
とりま、この業界に入るまでぜ武蔵野市と三鷹市は23区を纏めて、東京特別区・武三地区と呼ぶことなどまった気知りませんでした。
東京都にある23の区のことを特別区といい、特別区という名称は、戦後間もない昭和22=1947年に成立した地方自治法に「都の区は、これを特別区という。」と定められたことに由来しているって事は、昔何かで目にした記憶が有るので知っていました。
又、横浜市の区と違って、特別区は市と同じ基礎的な自治体です。「武三」地区は、武蔵野市、三鷹市を頭の文字を取って「武三」地区になる事はタクシー乗務員ならだれでも知っている事です。
自分は、横浜の田舎者なのでこの仕事始める前は「吉祥寺」は23区に有るとばっかり思ていて自分でも草ですワ~😱
タクシーの営業区域である前記した「特別区・武三交通圏」は、纏めると東京23区 に武蔵野市 と 三鷹市 が含まれる、少し特徴的な区分です。
現在の感覚で見ると、「なぜこの2市だけが?」と疑問に感じるかもしれませんが、しかし、この区分は戦後の都市の広がり方を前提にすると、ごく自然なものでした。
戦後当時から迷いなく一体だった
第二次世界大戦 後、東京は急速に復興と拡大を進めます。
その中で、中央線快速 沿線は都心から西へと連続的に市街地が広がり、住宅地として一気に発展しました。武蔵野市や三鷹市は、その最前線に位置していた地域です。
当時の感覚では、「都心から途切れずに続く市街地はどこまでか」という視点が重要で、武蔵野市・三鷹市までは完全に一体の都市と見なされていた様です。
そのためタクシーの営業区域を定める際にも、ここで区切るという発想はほとんどなく、迷いなく23区と同じエリアとして扱われたそうです。
武蔵野市は市全体が都会という特徴を持つ
武蔵野市は、吉祥寺 を中心に発展した街ですが、市内全体が高密度に市街化されているのが特徴です。
中央線の駅が複数あり、それぞれが生活拠点として機能しているため、街が点ではなく線として連続しています。さらに杉並区 や 練馬区 との境界も、実際には住宅地がそのまま続いているだけで、区切りを感じにくい構造です。
このため武蔵野市は、行政上は市であっても、実態としては23区の延長にある都市といえます。
三鷹市は武蔵野市と一体で機能している
三鷹市は武蔵野市に隣接し、三鷹駅 を中心に発展してきました。
この三鷹駅は中央線に加え、総武線や東西線の始発機能も持ち、都心へのアクセスが非常に強い駅の様です。また駅の北側は武蔵野市、南側が三鷹市と、行政区分をまたいで一体の市街地を形成しています。
そのため三鷹市は単独の都市というより、武蔵野市と連続した一つの都市圏として動いています。
今でも一体運用が合理的な理由
現在は都市化がさらに進み、調布市 など周辺地域も発展しています。それでも武蔵野市・三鷹市が23区と同じ営業区域である理由は残っています。
この2市は、移動の多くが都心方向に向いており、タクシー需要も23区と連続した形で発生します。営業区域を分けてしまうと、乗客を降ろした後に営業できないケースが増え、効率が悪くなります。
一方で同じ交通圏に含めておけば、都心と郊外を連続的に運行でき、需要の偏りを自然に吸収することができます。
まとめ・・・歴史と実態の両方で一体だった
武蔵野市と三鷹市が23区と同じ営業区域に含まれているのは、単なる名残では無い様です
戦後の時点でこの地域はすでに一体の都市として認識されていて、その前提で制度が作られました。そして現在でも、人の流れやタクシー需要の面でその一体性は維持されています。
つまりこの区分は、歴史的な経緯と現在の実態の両方に支えられているものの様です。
